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帰国生受験の体験記。(その1)

今春第一志望校に進学されたご家庭から、受験体験記をいただきました。
これから受験される方への参考のため、また私の指導の様子を知っていただく為の資料として、何回かに分けて公開させていただきます。
保護者の方からは許可を得ています。

以下、体験記の本文です。


「両親では支えることのできない部分を久保田先生が支えてくれました」

長女は今年の春、無事第一志望に合格することができました。久保田先生の指導がなければおそらく無理だったのではないかと思います。
なかでも
(1)第一志望に合格するレベルまで子供の学力をあげるテクニックをお持ちであること、
(2)受験勉強という長期戦の要所要所で必要となるサポートを心得ていらっしゃること、
この二点が、久保田先生のご指導が長女を合格させてくれた大きな要因だったのではないかと思います。

5年生の4月に、米国から帰国したときから長女の受験勉強は始まりました。
渡米前から公文や受験参考書「自由自在」で受験勉強の準備を始めていたことに加え、数学が得意で授業態度も真面目な日本人であったことから、現地の小学校では優等生として先生やクラスメートから長女は高い評価を得ていました。

しかし帰国後に受けた入塾テストで棘の道が始まります。

SAPIXからは入塾のレベルに達していないとされ門前払いを受け、四谷大塚でも入塾の基準を満たさないという判定でした。
しかし帰国直後という不利な状況を加味し、今後の向上を期待して四谷大塚に受け入れてもらえる事になりました。

渡米数日後に英語もほとんど話せない状況で、クラスでたった一人の日本人として現地の3年生に編入した長女でしたが、勉強や体育ができたことから1ヶ月後にはクラスの人気者になっていました。
その後は現地校で特別扱いされることなく授業を受け、満足のゆく成績を残して1年半後に帰国したのですが、同じ時期に日本で受験勉強をスタートさせていた同級生に比べて、果たして長女の能力はいくつもの塾から門前払いを受けるほど低かったのでしょうか。
その事を、長女と何度も話すようにしました。確かに受験勉強のテクニックを身につけるという意味では、長女は大きく出遅れていたのでしょう。しかし長女が米国で子供ながらに受けた試練を乗り越える過程で身につけてきたものは、日本の受験勉強で同級生たちが既に身につけたものに比べて劣るものであるはずがない、それは2年後の受験の結果に反映されるものなんだと、何度も話しました。こうして長女が自信を失わないよう、両親は長女にとって信頼できる支えになろうと心がけることを意識し、最後尾からの受験勉強が始まりました。

実際に四谷大塚の授業が始まると、教材の内容や受験への心構えに関するアドバイスなど、蓄積されたノウハウに基づく指導のうまさに感心しました。
しかし多数の生徒を相手にする塾の授業は、一人ひとりの弱点に合わせてケアしてくれるものではありません。
それに気付いた妻が探し当てたのが久保田先生でした。

「予習シリーズ」を例にすると、はじめは宿題として出された課題もわからないまま過ぎてしまうことが多く、やはり塾の想定するレベルに達していないのかなと思うことも多かったのですが、久保田先生から「同じ練習問題の中には超一流校相当の問題も含まれている。御三家レベルを本命にしないのであれば練習問題のなかでも省いて良い問題がある」という指摘を頂き、納得しました。
こんなことは久保田先生に助言されなければ知る由もないことでした。
算数の解き方に関しても、塾で教わる解き方の他、面積図を多く活用することで濃度や比率に関するほとんどの問題が解けるようになることを教えてくれました。
塾の教えに画一的に従わせようと、理解できないものを強制的に覚えさせるのは子供にとっては大きなストレスとなります。久保田先生が長女にあった柔軟な解き方を教えてくれたことは、受験当日までくじけずに勉強を継続することができたことの大きな要因だったと思います。
以上は最近の塾の授業や受験問題のトレンドを継続して把握され、様々な志望校を目指すお子さんを指導されてきた豊富な経験に裏打ちされた久保田先生ならではのご指導だったと思っています。
(次回に続く)



長文ですので今回はまずここまでを引用させていただきました。
以下は私からの補足です。

在米中は優等生であったということはお聞きしていませんでした。
利発なお子さんとは感じましたが、自分で納得するまで先へ進もうとせず、集団塾の指導では未消化の部分が多いだろうと推察しました。
こういうお子さんこそ家庭教師や個別指導で伸びます。
でも、無理矢理に成績を伸ばすことは意図しませんでした。
まず一問一問の解き方をマスターさせ、その過程を通して、基本となる方法を身に付けさせようとしました。
実際、一回覚えた解き方、例えば面積図と逆比の利用とか、ダイヤグラムの使い方とか、そうした方法を新しい問題で自分から使おうとしてくれました。
初めはかなり時間も掛かりますが、自分で進もうとしている限り黙って見守りました。
これが良かったと思います。
基本となるツールを身に付けるには何回も使い、失敗し、修整していくことです。
何回も自発的に使っていて、間違いを修整してもらったり、詰まってしまった先への進み方を指導してもらえれば、各種ツールの使い方もうまくなります。速度も増します。
ジッと問題やノートに見入り、考え続けているこのお子さんの横顔は今でもよみがえってきます。
単に私のノートを写すのではなく、自分でノートに解法をまとめていきました。
このお子さんの第一志望校は、解き方も書かせる学校でしたので、これが効いたと思います。
勿論、答えだけ記入する学校の入試への準備としても、考え方も整理してマスターしていくという点で有効なのは当然ですが。
6年の1学期が終わるまでの学習では、こうした点が最も大事だと思います。
そこをチェックできるのは、やはりプロの先生だと思います。
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テーマ : 中学受験
ジャンル : 学校・教育

テレビドラマ「下剋上受験」

東京地区では毎週金曜の夜に放映されている「下剋上受験」というドラマが人気の様です。

少し前の「受験のシンデレラ」や、もっと昔の「ドラゴン桜」は大学受験についてのドラマでしたが、この「下剋上受験」は中学受験を扱ったドラマですので職業柄、気になって毎回見ています。
ドラマとして見るととても面白いですね。

受験の参考になるのか?

これは意見の分かれるところでしょうが、私は得るところも大だと思いました。

これまでよく言われてきた、「中学受験は親子での最後の共同作業」というのを裏打ちするような内容ですね。
中卒のお父さんが、娘の中学受験を応援する為に、会社まで辞めて全力投入で娘を指導するという話しです。

私に一番印象的だったのは、例えばつるかめ算を理解させる為に、鶴と亀の折り紙人形をたくさん作って、それを使って実際に問題を解く過程を理解させるというくだりでした。
解き方・考え方を全く知らない子に説明するのには確かにとても分かりやすい方法だと思いました。
ただし、コストパフォーマンスでいうと甚だ効率の悪いやり方だとは思いますが。
それでも、このドラマでは、娘がお父さんのやる気を実感する契機となっていました。
親の本気度を子どもに示すというのは大事な点だと思います。
ただし、親が実現できなかった夢を子どもに押しつけるということになってはまずいですが。
このことは、学校の担任の先生を通じて、このドラマの中でも語られていましたね。

さて、つるかめ算の解き方に話しを戻します。
実際につるとかめを1つずつ取り替えながら足の数の変化を実感させるというのは有効だという話しでした。
6年生になってこの考え方は幼稚だろうと思われる方も多いかと思いますが、つるかめ算の変形バージョンには、このやり方でないと対応しづらいという問題もあります。
例えば今年の洗足学園中学の第1回目の入試には次のような問題がありました。

洗足学園中学校2017年入試第1回算数・2番(2)

これは、「下剋上受験」のお父さんの解き方が有効です。

ただし、この問題なら、算数が分かってきている子には、私は面積図で解くことを勧めると思います。
取り替えながら個数をチェックしていくやり方と面積図による解き方と、どちらのやり方が良いか、実は、その子、その子の特性により異なってきます。
今年も洗足の1回めの受験を終えた子から、この問題が解けなかったので教えて欲しいというファックスが届きました。
この子には取り替え方式で説明したファックスを送りました。
この子はあまり算数は得意ではなく、でも地道な作業を嫌がらない性格の子だったのでこのやり方にしました。
場合によっては割合の数を使って式を作り、消去算のように解くやり方が一番しっくり来るという子もいるかもしれません。

あのドラマの場面では、まだつるかめ算そのものを知らない子に説明していくという状態でしたから、あの説明はとても良いと思いました。

その先では、今度は速さが出てきましたね。
速さとつるかめ算の融合という問題も少なくありません。
今年の入試にもありました。

このブログの前回の記事で紹介した浦和明の星の4番です。

話しがそれました。

何と言っても、親子の連携の大切さ、これが中学受験では一番大事です。
そのことをきちんと伝えてくれるという意味で、このドラマは良いドラマだと思います。
ただし、テレビドラマですから、かなり色々なことが誇張されているのも確かです。
そこも理解した上で楽しんでいけば良いと思います。

質問のファックスをくれた子は洗足学園中学が第1志望でした。
無事第1回目の入試で合格していました。
5年生の時の成績を思い出すと、よく健闘したと思います。
解けなかった問題をきちんと覚えていて、そのことについての質問をしてきた子は、これまでにいましたが、皆その試験で合格していました。
冷静に試験のことを覚えているということは、冷静に受験できたということの証しなのかもしれません。
ドラマの主人公の子は、原作の本で、第1志望には合格できなかったということが分かっていますが、それなりの成果で終了できたということも分かっています。
そういう意味でも安心して見て良いドラマかもしれません。


受験を終えて。

正直に申し上げます。
毎年、私の指導した生徒が全ての受験校に合格しているわけではありません。
志望校の選択は全てご家庭と本人に任せています。
学校選びで迷い、ご相談を受けた時は、可能な限りの情報は伝えますが、どこを受けなさいというアドバイスは一切しません。
その為、かなりのチャレンジだなと感じる選択もあります。
でも、そのことも受験生やご家庭にはお話ししません。
悔いを残さず、受験という特別の体験を終了して欲しいからです。
あくまでご家庭からお伝えいただいた志望校の合格を目指し、その為に、この子の現状にはどういう学習が最適だろうと考えます。

私なりに、どこに合格するかの予想はしていますが、これは尋ねられても誰にも言いません。
この予想も100%当たっているというわけではありません。
良い方へも好ましくない方へも、番狂わせはあります。
でも本人、ご両親が、あっちを受けておけばという感想は持たないと思います。
もっと別の先生を頼んでおけばという感想を持った方はいるかもしれませんが(汗)

私が毎年実感するのは、どの子も最大限の努力をしたなということです。
どの子もきちんと自分の人生への責任を全うしたと感じます。
それを毎年目の当たりにできる、これがこの仕事の一番の醍醐味です。

そして、もう一つ毎年感じるのは、複数回の受験を通して、受験しながら子どもは成長するのだなということです。
これは凄いことです。
数日間の体験で、目に見えるような成長を遂げるのです。
一回の受験だけで第一志望合格を勝ち取る子もいますが、大抵は複数回受験します。
中には4日、5日まで受験する子もいます。
そうした子にとって、後の受験は初めの頃の試験より難しいものであるのが普通なのですが、見事に突破するのです。
最後にものを言うのは、子どもの念力なのかとも思います。
それも含め、子どもは受験で成長していくのです。
親御さんにも、是非それを感じ取って欲しいです。

テーマ : 中学受験
ジャンル : 学校・教育

中学受験準備の開始時期について。

中学受験の準備はいつから始めれば良いのか。
私は5年から始めれば大丈夫だと思っていますが、小学校入学と同時に開始されるご家庭も増えたようです。

現在、小学校4年のA君のお母様から初めてご相談のメールをいただいたのは今年の1月でした。
だから彼はまだ3年生だったということです。
お父様もお母様もバリバリ理系のご家庭で、普段はご両親が交代で勉強を見ているということでした。
小学1年から、通信添削を利用し、ご家庭で指導されていたようです。
ただ、ご両親から見て、形式的な学習に流れている様子が見て取れて、それでご相談をいただきました。

お母様のメールにあった次の1行が印象に残っています。

「まったく勉強することの楽しさを分かっていないし、分かろうともしていないのだと思います。」

これではいくら時間を掛けても効果は薄いでしょう。
早速、体験授業に伺いました。

体験授業後にいただいたメールからも引用させていただきます。

「先生がお帰りになった後、初めて算数が面白かったと申しておりました。
自分から、先生に教わるのを続けたい、と申しております。」

その後、ご家庭で、主にお父様が指導されては、疑問が増えたところで私が家庭教師に伺うという形になりました。
隔週のペースでしたが、今は月に1回ほどのペースに減りました。

通信も辞められたのか、今は「自由自在」を学習しています。
先日も久しぶりにご指導に伺いました。

使っている「自由自在」は、高学年用です。
今回は、立体図形が中心で、228ページから231ページまでを学習しました。
お父様と学習した痕跡が残っています。
228ページの練習5は苦手だったのか、いろいろと書き込みが多かったです。
3方向からの矢印が記入され、お父様も説明にかなりご苦労されたようです。
A君自身、(1)から苦戦していました。

そこで、矢印だけではなく、そこに、前・上・右という具体的な言葉を書き加え、それぞれの方向からの投影図をノートに書かせてみました。
するとしっかり書けるではないですか。
そして、各方向から見える正方形の面の数を尋ねると、これも正確に答えられました。
前から見える面の数と後ろから見える面の数は同じといったこともすぐに納得。
上下、左右についても同じ、ということもすぐに理解。
へこんでいる所がないから、これらを足せば表面積が求められると説明していきました。

すると、(2)(3)については自力でスイスイと解いてくれました。
多分、自分で投影図を書いたことで、具体的なイメージがつかめたのでしょう。

練習6については、どれも「柱」として捉えられるという話をしました。どれも八角柱です。
そして、柱とはそもそもどういう立体か、つまり、底面と高さということが何を表しているのかということ、さらには、その考えを元にした表面積の求め方の意味を説明しました。これは226ページに載っている公式の意味でもあります。
それらが理解できたかを確認する為に、(2)(3)は一人で解いてもらいましたが、何れもしっかりと立式できていました。

231ページは「力をためす問題」のページです。
何れも実際の入試問題から選ばれたものです。
特に4番のハシゴの表面積を求める問題はかなり解きづらい問題だと思うのですが、しっかりと式を立て、解答していました。
残念ながら、上下のいわゆる足の裏の部分を忘れてしまっていましたが、そのことも、簡単に示唆するだけですぐに自分で修正できていました。
何より集中して解く様子が素晴らしい。
4年生にして、これだけの力が付けられるのかと正直びっくりでした。
ここは主にお父様が教えられたようですが、ありがたい限りです。

ところが、授業後に、お父様にそうしたことを伝えたら、
「そうですか、私とやっているときは全然分かっていないようでした。それに、とてもつまらなそうなので、何も分かってないんだろうなと思っていました。」とのことでした。

何年生から始めたら良いのか。
やはりかなりの個人差があるようです。

このA君については、また親子勉強がしばらく続き、疑問が増えたら、空きの日を利用して指導に伺うということになるのでしょう。
とても良い勉強スタイルだと思います。
でも、このスタイルがベストということではありません。
偶々このご家庭、このお子さんには合っていたということなのでしょう。

一つだけ言えることがあります。
早く始めたことにより、学ぶことの楽しさを感じ取れなくさせることだけは避けるべきということです。
知的レベルは高学年ほど高まるのは言うまでもありません。
だから幼いままの子に、形だけの難問をぶつけるのは何の効果も無いということです。
このA君ですら、春先の指導では、一問一問を細かく解きほぐし、少しずつ少しずつアプローチさせていました。
果たしてどこまで伸びるのか、それは見当もつきませんでした。
面白いと思ってもらえているか、それだけを考えて指導していました。

先日の指導で嬉しかったことがまだあります。
最後に玄関先で、A君自身が初めて「ありがとうございました」と自発的に挨拶してくれたことです。
前回の授業時までは、いつもお父さんの影に隠れてモジモジこちらを見つめているだけでしたから。

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ベンジャミン・フランクリンの教え

最近、福翁自伝を読みました。
慶應義塾を作った福沢諭吉の自伝です。
国情への思いを馳せつつ、政治には距離を置きながら、教育という切り口から、日本という国家をどのように鍛えていけば良いのかと努力し続けた様子がありありと伝わってくる名著だと思いました。
『ほらを吹く沢、うそを言う吉(福澤諭吉へのダジャレ)』という言葉があるそうです。
大言壮語の一面がある人だったということらしいですが、かなりの大酒のみの様でしたので、飲んだ勢いで言った言葉を捉えての皮肉かもしれません。

さて、この本については様々に語られていますので、ここではもうこれ以上触れません。

福翁自伝について、福澤自身が、フランクリンの自叙伝に刺激され作る気になったのだろうということがwikipediaに書いてありました。
それが気になり、フランクリンの自伝も読んでみようと思いました。

すると、ハイブロー武蔵という作家が、フランクリン自伝から教訓となることを抜き書きした「人生を幸せに導く13の習慣」という本を出していると知りました。
まずはこちらの本を読んでみることにしました。
そうしたらやはり良いことが書いてありました。
受験生にも役立つ(勿論、私自身にもとても役立つ)ことを抜粋して箇条書きにしておくことにしました。

1,飲み過ぎ、食べ過ぎない。
2.お互いの利益にならないこと、余計な無駄話はしない。
3.自分の持ち物は全て置き場所を決めておく。
4.仕事や学習はそれぞれ時間を決めて行う。
5.無駄遣いをしない。
6.時間の無駄遣いにも注意する。
7.極端な行動をしない。
8.むやみに怒らない。
9.清潔を保つ。
10.つまらないことに心を取り乱さない。

当たり前のような、些細なことのような
でも逆に言えば、忘れてしまいがちなことばかりのような気がします。
折に触れ、これらの教訓を思い出していこうと思っています。


塾選びについてのお母様からの相談。

体験授業後、現在通われている塾とこちらの予定が合わず、定期的な指導には至らなかったご家庭から改めてご相談をいただき、空き時間の調整が付いたので臨時の指導も行いました。

その保護者からのメールと、それへの私からの返信の紹介です。
【行頭に>が付いているのが保護者からのメールの引用】
【そのマークのない行は私からの返信】
プライバシー保護の為、引用中も一部表現を変えてあります。

> 「とってもわかりやすかった」と本人の感想。
>
> 私は、○○(お子さんの名前)のノートや先生の授業報告書を拝見させていただき、
>「図とグラフを横に書く」という方法があったのか、と思いました。
> 親が言っても書かなかった図やノートの書き方を久保田先生の元では書いています。
> もっと早く久保田先生に合わせた方が良かったと反省しております。

○○君はまだ読んで考えるという過程が全然出来ていませんでした。
説明を聞いてそれを覚えるのが勉強と思い込んでしまったのかもしれません。

私が昨日の指導で行ったことは次の三つです。
(1)問題文を読み返させ、誤解していたポイントに気づかせた。
(2)解く為にどのようなアプローチが出来るか(どんな図を描いたら良いか)を提示した。
(3)式の結果に単位をつけ、必要なら言葉での補足をしておくようにと指示した。

> 通塾中の塾長の授業が始まり一週間が過ぎました。○○は、その先生
> の教え方がわからないようです。言葉中心に説明される方です。ボード
> を使わない、本人に考えさせる、その手法が○○に合ってないのでしょう。

どう子どもに考えさせるか。
これは各先生毎に色々なお考えがあるようです。

先日テレビに算数パズルで有名な宮本哲也先生が出ていらっしゃいました。
その番組で語っておられたことは、
「私は一切教えません。ただ生徒に考えさせ、答えが出たら○か×かだけ言い、○になるまで考えさせます。」
と言うことでした。
結果として生徒の8割が有名難関中学校に合格しているとの実績も語っておられましたから、これだけが正しい指導法のように思えますが、要は、こうした指導に付いていける子どもだけが最後まで在籍し、結果として高い合格率になるということだと思います。

> 再度、私からも塾長先生に授業スタイルを少し変えていただけないか
> お願いしてみます。

建設的な話し合いとなるよう願っています。

> 塾長は○○の志望校については、小学生なので、志望校は、
> 受けたいのであればそれでいいと思っている(成績に関係なく)。
> 志望校がどこであっても、勉強方法については、普通の受験勉強
> と変わらないと思っている。具体的な過去問対策は、11月に入ってから、
> 間近になってからやり始める。記述の対策は、特別なことは何もないと
> 思っている。今は家で、200字の要約や新聞の写し等をやってみても
> いいかもしれない、とのこと。

過去問演習をいつ始めるかは子どもの学習レベルにより変わってきます。
8月から始められる子もいれば、本格的な開始は11月くらいまで待った方がよい子もいます。
ただ言えることは、遅すぎる失敗は大きいが、早すぎる失敗は小さいということです。
過去問と同じ問題は出ません。
でも同じ様な問題は出ます。
だから早く始めて問題の感じをつかんでおくのは大事なことなのです。
7月にやったら算数の点数は5点だった、という子もその学校に合格しました。
そんなことでめげるようなら志望校を替えれば良いのです。
多い子は手元にある過去問集を7巡しました。

200字の要約は塾の先生に添削してもらえるなら効果大だと思います。
新聞の写しと言うのは、○○君はまだ鉛筆の運びに覚束ないところがあるのでそれを克服させたいという気持ちから言われたのかもしれません。
国語の成績が良かったのに記述中心の問題だと得点が下がる子はいました。書くということ自体に慣れていなかったのです。

> 私は、早稲田アカデミーが、記述対策として夏後半からコースを設けていたり、
> 都立中ならば、ENAのように早くから適性検査対応、作文コースが設けられて
> いるのを見ています。本当に直前でいいのだろうか?志望校への気持ちが固いので、
> 作文対策も少人数なので、関連して何か対応して下さらないのでろうか?と
> 思ってしまいました。6年生の担当の先生も決まり、塾長以外は全てアルバイトの
> 学生さんが担当されることになり、果たして記述対策を万全にしていただけるのか
> 不安に感じました。

今具体的に名前を挙げられた塾には体験授業等で相談に行ってみたら良いと思います。
相談してみて、塾の考え方に納得できるかで判断されたらと思います。

> 正直、○○の成績は、他の科目も良くないです。主人も
> 私もフォローをしていましたが、本人には響かなかったようです。
>
言葉が響かなかったというのはどういうことでしょう。
学習姿勢が深まらなかったということでしょうか。
お子さん自身が受験を望んでいるのであれば、親の言葉などなくてもバリバリ勉強するはずです。
それが出来ないのであれば受験したいというのはカッコだけということではないでしょうか。
あるいは親の願望が先走りしてしまったということでしょうか。

> 最近受けた統一テストが「国・私立中学入試問題研究会の1月号」です。
> 偏差値は、国と社はまあまあですが、算と理がよくありませんでした。
> 塾での理解度がそっくりそのまま反映されています。理科の先生は、
> 言葉中心の方で分かりにくいそうです。
>
> 理科はもともと実験や体験が好きな子です。テキスト中心が合わないの
> でしょうか。栄光ゼミナールの実験教室の体験では眼を輝かせていました。

科目そのものに興味があるのであれば、参考書に限らず、理科に関する多数の良書が販売されています。
書店で実際に手に取り、面白そうなものを購入し、それをどんどん読み進めれば良いと思います。
塾に行って先生に説明を聞かないと勉強ではないというのは単なる思い込みです。

> ○○は転塾を希望しています。正直この偏差値ではどこの集団塾に
> 入るのも難しく、また入れたとしても分からない状況が続くだけだと思います。
> (四谷大塚の入塾テストを受けるか検討していますが、正しい道には思えません。)
> そして今の塾に行き続けても学力が伸びるかどうか。親も転塾できないか
> 検討し始めています。
>
> 公立一貫校対策ならばと思い、ENAに伺いました。今度体験授業に
> 行く予定です。本人は、それでも私立校が第一希望と言っております。
>
> 以前ご紹介いただいた国語の△△先生は、相談のみでした。実は、相談時に
> △△先生の受講費を伺い、あまりにも高く、4年生からお願いするのは
> どうかと考えてしまいました。

有名な先生は希望者も多いと思いますから指導料は高くなるでしょうね。
各メディアでも活躍されている家庭教師の先生とお話しする機会がありましたが、その先生の指導料は1時間2万円だそうです。
月8時間が普通で、月謝は一人16万円だと仰っていました。
因みに△△先生の指導料はおいくらでしたか。

> 本当に今、本人の夢に向け親に何ができるのか、どう動けるのか試行錯誤です。
>
> 先生、何でも構いません、アドバイスをいただけないでしょうか?後、夏終りまで
> 5か月、受験まで10か月、親は今何ができるのでしょうか?

まとめると次のとおりになると思います。

(1)受験への気持ちを確認する。
憧れだけでは受験できません。努力する覚悟があるのかの確認です。
勉強するスタイルは一つではありません。

(2)もし塾が必要と判断したなら、通っている塾も含め、各塾の内容を検討し、お子さんに合うところを探す。
学生のアルバイトでも良い先生はいましたし、専門のベテラン講師でも頭が固まってしまっている人もいました。
キャリアが長ければ良い先生というのも思い込みです。
最終的には直感でピンとくるところを探すということだと思います。

これはと思う塾に相談に行き、しっかり各塾の特徴をつかみ、お子さんに合うか、お子さんの現状を受け入れてもらえるかを確認することだと思います。
集団塾は、規模の大小にかかわらず、指導される先生のスタイルを変えてもらうということは難しいと思います。
各先生がそれぞれに自信を持って良かれと思う方法で指導されているからです。
また、集団塾の場合は、子ども一人一人の特性に合わせての指導を望むことは出来ません。
だから、お子さんに合った指導をしてくれる塾を探すことです。

ある塾が全ての子どもに合うということはあり得ません。
子ども一人一人の個性が違うのですから、これは当然とも言えるでしょう。

そして、熟慮の上にある結論に達したら、それを信じて邁進することです。
でも、何か変だと感じたら、そこでまた再考するのもありだと思います。
そうした葛藤自体が立派な子育てになっていくと思います。
ただし、親のエゴや見栄などに縛られていないかもしっかりと確認してください。

> 受験は、私自身経験がなく、アドバイスいただける方も少ないです。

中学受験を経験された親御さんでも迷われることは一緒です。
状況は刻々と変わっているのです。昔の常識は今は通用しなくなってきています。
今しっかりとお子さんと向き合い、親子で気持ちを一つにしていくことだと思います。

テーマ : 中学受験
ジャンル : 学校・教育

ファックスの活用。

小6の生徒は過去問演習に入った。
今年は熱心な保護者の方が多く、複数のご家庭から、過去問演習をした内容をファックスで送っていただける。
事前にどう解いたかが分かると、単にできたかできなかったかだけではない、もっと細かな現状が把握できてとても助かる。
今やファックスも、ご家庭にも決して珍しいものではなくなった。
いや、コピー機と兼用の機械も増えた。
そうした機材をフル活用して親が子に協力する。そうした連携はとてもありがたいし、嬉しい。
中学受験は、親子で連携出来る最後の受験とも言われる。

また明日から新たな週が始まる。
一人一人が異なる課題を抱えているが、受験を突破したいという思いは一つだ。
受験学年ではない子も含め、この1週間のそれぞれの課題を書き出した。
日曜の夜は一番燃える時でもある。
この準備が次の1週間を活気づけてくれるからだ。

受験生よ、決して焦ることはない。
この1週間がまだまだ何回も続けられるのだから。

テーマ : 中学受験
ジャンル : 学校・教育

中学受験の基本的な疑問に応えてくれるサイト。

中学受験Q&A

保護者の参考になればとリンクをはったが、私自身も再確認することがいろいろあった。
6年生の保護者には既に分かりきったことばかりかもしれないが、再確認しておくことは無駄にはならないと思う。
5年生以下の保護者には、まずこれだけのことが頭に入っていれば学校選択が少し楽になるだろう。

親の心持ちの安定。こればかりはどのサイトを見ても、何の本を読んでもなかなか特効薬と言えるものはみつからないと思われる。
せめて、私が話を聞くことで多少でも心が楽にあってもらえればとの思いをもって家庭教師宅に伺っている。
それにしても、親御さんの悩みは酌めども酌めども尽きない。まるでニュートン算の問題で湧き続ける泉のように。

私がこれまで接してきたご家庭で、子育てに失敗されたな、と感じたお宅は一軒もない。
仰ること、希望されることは様々であったが、どのお母様もどのお父様も、みなさん我が子の成長を真剣に願っている思いは同じであった。

お父さん!お母さん!
あなた自身を信じ、自信を持ち、お子さんを信じ、お子さんに自信を持ちましょう。

選択肢の拡がり。

世の中が変わりつつあるからなのか、単に私の指導歴が長くなって、接した親御さんの絶対数が増えたからだけなのか、
最近、子どもの教育についての親のスタンスが昔に比べると拡がったなと感じるようになった。

以前は、中学から私立に入れたいというご希望が圧倒的に多かった。
その為の指導をして欲しいという依頼ばかりだった。
そして志望校は自宅から通学可能な名門校。

ところが、最近はこれだけではない依頼も頂くようになった。
最近の御依頼で、昔とは変わったなと思った例を二つ書く。

一つは自宅通学にこだわらず、遠地の寮のある学校を希望されるケース。
単に押さえの為ではなく、初めから寮に入っての教育を選ばれているのだ。
複数のご家庭からこのような依頼を頂いた。
毎週末には帰京し、自宅で週末を過ごしているようだが、基本の生活ベースは学校の寮にある。
自立心を養いたいという親の願いを感じる。

二つ目は、中学受験はしないのだけれど、高校受験を見据えて早めに個別指導を始めるというケース。
現在中1の生徒の一人は5年の終わりに個別指導を開始した。
文部科学省のカリキュラムに従った内容の先取り学習を希望された。
その子は6年半ばに小学校での学習内容を仕上げ、中学の数学学習に入った。
教材を何にするか迷ったが、黙々と難問に取り組むタイプの子だったのであえて難易度の高い教材として定評のある昇龍堂の問題集を使うことにした。今は基本レベルで1冊目を一巡し、応用レベルの演習に入っている。単元によっては高校入試レベルのものも扱う。
ご家庭からの希望で家庭学習用の副教材もと言うことで、学習研究社の問題集も併用している。
これらの教材をなぜ選んだのかと言えば、どちらも難関私立中の生徒の指導を通じ、それらの学校で副教材で使われているのを知ったからだ。
中学での授業なしで、個別での解説のみで充分にこなしている。
英語についても速読教室に通っているとのこと。もうかなりのレベルらしい。
子の学力育成の新しい考え方と感じる。

視点は少しずれるが、私立高校でアメリカの高校に交換留学し、そのままアメリカの大学に進んだ子もいた。

親の立場にすれば、目の届くところにずっと居て欲しいというのが本音だと思う。
また早くに名のある学校に入れてしまえば安心だというのも分かる。
だが、あえてそうしたこれまで主流だった考えに流されずに、各ご家庭が最善と思う方針をきちんと打ち出し貫くということがやはり増えてきているように思う。

それぞれの子どもには様々な特性がある。
そのどの面から育っていくか、単にそれだけの違いのような気がする。
どの方法が良くて、どの方法が良くないということは決して言えないと思う。





テーマ : 子供の教育
ジャンル : 学校・教育

算数の遅れを取り返すには。

受験算数を塾で習っていると、5年の途中から何だか急に難しくなる。
4年の時や5年の初めの頃の成績から段々と順位が下がってくる。
一体どうしよう。

6年になって暫くするとこうした不安を抱く保護者は多い。
塾以外に個別や家庭教師もと考えてくる。

ここでうまくないのが次のやり方だ。

『6年になってからも塾のカリキュラムで学習を続けながら
塾とは違う、個別指導や家庭教師の先生に、塾のカリキュラムとは別個に
5年以前の単元のおさらいを頼むやりかた。』

これは私はマイナスだと思う。
なぜなら、毎週の塾での学習事項もマスターすべきなのに
それに加えて別の課題までを学習しようとするのだから、負担が増すだけに決まっている。
YTやカリテなどを受けていれば、成績はもっと下がってしまうと思う。
自信もどんどん失われていく。

私が6年になってからお引き受けするときは、塾の毎週の学習のフォローに徹する。
そして、毎週の単元の関連事項で5年以前の学習内容が抜けていると分かった時は
そこだけを一緒にフォローする。
これを6年の1学期間ずっと続ければ、自ずと成績も上がるし、5年以前の復習もかなりの量こなせる。

塾の補強で個別指導や家庭教師をつける場合は、絶対に塾に即したフォローをしていかないといけない。
個別指導教室や家庭教師派遣会社で、そこ独自の教材をやらせようとする場合は絶対にそこは避けるべきだと思う。

視点を変えよう。
決まった教材でしか授業をしない先生は、その教材のマニュアルにあることだけしか指導できないのだ。
だから、何が出るか分からない、受験への対策にはほとんど効果がないと思われる。
社会人講師と言われる人にもこうした先生はいる。
ご注意を!




テーマ : 中学受験
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

久保田塾・塾長

Author:久保田塾・塾長
東京都内、自宅にて個別指導、都内近県にて家庭教師をしています。
受験対策でも不登校児へのフォロー指導でも、私を頼る者全ての力になりたいと思っています。
でも、出来ない事は出来ないので、その時は、よりふさわしい先生をご紹介したり、次善の策がないかを模索したりします。
一番得意なのは中学受験の算数指導。「どんな問題でも解ける」という事より、「志望校に合格するにはどういう力を付ければ良いかを伝える」のが大事なのです。そのことを分かっていない保護者の方々、現役の塾講師、家庭教師の先生方があまりにも多い。
教育ネタが中心になると思いますが、趣味に走ったりもするかも。
前から興味のあったブログというのを始めて、ちょっとワクワクの「え~年のおっさん」です。
(2008年2月2日(先勝)・ブログ開始)

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