教えるとは、

教えるとは、対話だと思うとサイトに書いた。

だが、この頃思う、
教えることの極意は待つことにあるのではと。

どれだけ待つか
どう待つか
これらが案外重要である。

特に算数が苦手な子にはいかに彼らが考え始めるきっかけを与えるかで
この「待つこと」が大きなポイントになる。

親はすぐ手をさしのべてしまう。
子を自分のものだと思っているから。

私は、大事な子供達を「お預かりした」身である。
だからこそ、親の出来ない「待つ」という過程を利用して内面を育てる。

こんなことはどの本にも書いてなかった。
やっとこの頃、自分で気付き始めた。

テーマ : 子供の教育
ジャンル : 学校・教育

学力の付き方。

兄弟で通っている生徒がいる。
これまで二人は別の曜日だったが
今年度から同じ曜日の同じ時間帯に通えるようになった。

上の生徒はまだ中3だが、学校では既に複素数の勉強をしている。
数学は苦手だったが、学習姿勢は一貫して真面目。

下の生徒は中学入試を果たし、今は入学前に英気を養っている。
もう正負の四則混合計算をバリバリこなしている。
算数は得意だった。
最近、累乗の計算に入り、いよいよ数学っぽくなってきたねと言ったら
嬉しそうにしていた。
直近の授業では、一問も間違えなかった。
野球が好きな子なので
「完全試合達成だな」と言ったら、凄く喜んでいた。
下の生徒もとても素直だ。

そのやり取りを脇で聞いていた上の生徒、
このあたりでも散々苦労していたのを思い出したのか、
横目でちらっと覗いたので、思わず声を掛けた。
「3年前にやってた事と今やってる事を比べたら、随分力が付いたなと思うでしょ?」と。
「確かに」という顔で上の生徒がうなずく。
上の生徒は、共役な複素数を活用しての分数式の処理を演習中だった。
時々ミスをしつつも、それを自分で発見して、坦々と問題をこなしていく姿が頼もしかった。
「数学イヤ、数学嫌い、数学できない」が口癖の子だったが
よくここまで努力してくれたと、私もしばし感慨にふけった。

宣長氏の言葉がふと浮かぶ。
「人々の才と不才とによりて、其功いたく異なれども、才不才は、生れつきたることなれば、力に及びがたし、されど大抵は、不才なる人といへども、おこたらずつとめだにすれば、それだけの功は有ル物也」

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プロフィール

久保田塾・塾長

Author:久保田塾・塾長
東京都内、自宅にて個別指導、都内近県にて家庭教師をしています。
受験対策でも不登校児へのフォロー指導でも、私を頼る者全ての力になりたいと思っています。
でも、出来ない事は出来ないので、その時は、よりふさわしい先生をご紹介したり、次善の策がないかを模索したりします。
一番得意なのは中学受験の算数指導。「どんな問題でも解ける」という事より、「志望校に合格するにはどういう力を付ければ良いかを伝える」のが大事なのです。そのことを分かっていない保護者の方々、現役の塾講師、家庭教師の先生方があまりにも多い。
教育ネタが中心になると思いますが、趣味に走ったりもするかも。
前から興味のあったブログというのを始めて、ちょっとワクワクの「え~年のおっさん」です。
(2008年2月2日(先勝)・ブログ開始)

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