いよいよ過去問演習!

夏が過ぎ、残暑に汗をふきつつ
ついに過去問演習の時期となった。

去年よりまた少し早くなった。

私も塾講師になりたての頃は、生徒同様、過去問を後生大事に奉り
いついつまでも神聖視していてなかなか解かせようとしなかった。
生徒が出来なくて、不安にさせては元も子もないと思っていたのだ。
ところが、集団塾の授業の中でも
個々の生徒の受験校の過去問をじっくりと調べていくようになったら
学校によりずいぶんと傾向が異なるのだと気づいた。
敵を知らずしていかに攻めることかなうや。
まさにその通り。
まず受験学習の大前提に過去問ありき
なのだ。
それでも塾講師時代は10月の声を聞くまでは弱点補強を最優先していた。

しかし個別指導だけを始めてからは、生徒によっては
夏のうちから過去問に直に触れさせながら
何がどんな風に問われるかを考えさせつつ
各自の弱点を洗い出すことにした。

今年も、私の指導が主の生徒については
四谷の四科のまとめ
日能研のベストチェック
この2つは夏のうちに終えさせた。
ただし、形の上での終了で、全単元がマスターできたわけではない。
だが、もう過去問で良い。
そう、入試問題は全てが難問というわけではないのだ。
案外ありふれた問題が結構出題されている。
実際の入試にも基本的な問題が出ているとわからせるのも自信につなげられる。

だが、そうした基本的な問題ばかりではないのは言うまでもない。
その中に、「何これ?」と思わせるような力作、労作が織り交ぜられている。
既存の問題集にはないような問題を出す学校
そこにはある種の頼もしさも感じる。
そうした問題に触れさせつつ、知っていることから
どう手がかりをみつけていくかを考えさせる。
もちろん私自身がまず手がかりのうまい見つけ方を考えなければならない。
こうした試みが、毎年の入試指導をマンネリから救ってくれる。

幸い、私の手元には学校によっては20年近く前のものからそろっている。
恥ずかしながら、その中には、まだ手つかずのままの問題もある。
そうした問題との出会いも新鮮である。
また、昔の問題を種として新たな問題作りをしている学校もあると感じることもある。
他校の問題を参考としているケースもあるようだ。
そうした発見も楽しい。

「過去問演習を生徒とともに楽しめたら」
これが私の理想だ。
毎年毎年、少しずつだが理想に近付いている気がしている。

テーマ : 中学受験 - ジャンル : 学校・教育