大手塾か地元塾か。

中学受験の準備で久保田塾に通う生徒で最も多いのは
サピックス、四谷、日能研などの大手塾に通いながらの算数のフォロー指導の為の生徒。
端的に言うと、模試で他の教科はかなり得点できているのに算数だけが伸び悩んでいた生徒。
幸いなことに、久保田塾での指導を開始すると点数も徐々に上がってくる。
それは当たり前だ。
一人一人の現状を間近に見て、その問題点を見つけて改善していくのだから。

大手塾に通いながら、算数だけを久保田塾で個別フォローしていく。
これが一つのパターンとしてあった。
こうした生徒はかなりの遠地から通塾している生徒もいる。
また、遠方のため、家庭教師での指導を希望する生徒もいる。
だが、この方法はかなりの費用負担、体力負担となることは否めない。

そこで、そこそこの実績を上げ続けている地元の小規模塾に転塾するという生徒も出てきた。
夕方の時間帯で小学生、夜に中学生を教えるような塾では、
設備や講師などの活用効率が良いから、授業料も大手より安めである。
規模の小さめなのを活かして、個々のフォローをきめ細かくしてくれるところもあるようだ。

実際、昨年の6年生でも、4年から通っていたサピックスで伸び悩んでいて
6年になってから、小規模塾に転塾して成績を伸ばした生徒もいた。
その生徒は、サピックスに通っていた間は家庭教師がないと算数の理解を深めることは出来なかったが、
小規模塾に転塾してからは、そこの先生が残して指導してくれるということで
家庭教師も不要になった。
それで成績は伸びた。
誰にも当てはまるとは言えないし、塾との相性の問題もあると思う。
だが、そういう生徒がいたことは一例として挙げておく。

塾選びは親の責任と言えよう。
共働きの場合、時間が取りづらいとは思うが、
土曜・日曜に授業をしている塾もある。
また、夜の授業見学なら仕事帰りにも出来よう。

大手塾も小規模塾も、先生の質には大差ない。
大手塾にも小規模塾にも学生アルバイト講師はいる。
学生アルバイト講師は一切いませんという塾もあるが、
学生アルバイトより分かりづらい授業をするベテラン専業講師もいる。
だから、先生の質は、直接面談してみないと判断できないと言えよう。
若手であるかベテランであるかは、単に持ち味の違いと思えばよい。

ではなぜ大手塾だと算数が分かりづらいのか。
多分、塾のペースで授業が進むから、取り残される生徒の数が多いということだろう。
大手塾のカリキュラムは出来る生徒、どんどん付いてこられる生徒を想定して作られている。
出来る生徒を退屈させないために、彼ら彼女らが四苦八苦していないようなら、どんどん進む。
このペースに乗れた生徒は着実に力を伸ばすだろうが、乗り遅れた生徒は分からないことが毎週増える一方となってしまう。
小規模塾だと、生徒一人一人の様子がありありと先生に伝わる。
だから、理解出来ていない生徒を指名補習したりということがしやすいのだろう。
また、先生と経営者とが運命共同体意識で結ばれていて、
ここで生徒を伸ばさないと、塾がなくなるかもしれない位の意識の塾も小規模塾にはあるようだ。

大手には豊富なデータと分析力があるというメリットもあるが、
生身の生徒に細かく目を向けるということは出来ていないだろう。
大手塾は一種のブランドでもあるから、一旦入ってしまうとなかなか断ち切りがたい。
だが、授業そのものが我が子とマッチしているか、そこをしっかりとチェックして欲しい。

現在久保田塾に通う生徒も含め、今の学習環境で良いのか、時には再考してみるのも必要だと思う。
判断しづらければ相談していただきたいと思っている。

逆説めいた言い方になるが、久保田塾のような個別指導塾・家庭教師に頼ることなく、塾の指導だけでしっかり実力を伸ばし、受験に成功できるのが一番良いと思っている。





テーマ : 中学受験
ジャンル : 学校・教育

クラブ活動

昨日は中学生と高校生ばかりの授業だった。
一人、体調を崩し突然のお休み。
お母様からのメールによれば、最近クラブに入ったとのことで、その疲れもあるのかもしれないとあった。
彼は中1。あこがれの中学に今春合格して進学した。
進学後も数学指導を希望。
季節の変わり目に変調を来す生徒は少なくないが、特に進学したての身には応えるのかもしれない。
来週はしっかり授業できることを祈る。
彼は正負の計算をやり尽くし、これから文字式に入ろうかと思っていたところだった。
ちょうど良い骨休めか。

もう一人の中学生は2年生。
彼は内部進学で、今は中学から入ってきた強者と伍して頑張っている。
当初は内進テスト対策の指導が希望だったが、進学後も学校授業だけでは不足と感じていたようだ。
進学校のためか、鉄緑会に入学許可が下り、お母様は行かせるかどうか相当に悩まれたらしいが、クラブ活動にも力を入れさせたいと、久保田塾での指導継続を決断された。
昨日は分数式の連立方程式を学習した。
幾何は証明問題ばかりだ。
決してハードではないが、本質を問う学習が多いようで、クラブ活動との両立はかなりしんどいようだ。
いつも疲れた顔をしているが、授業中は集中力が途切れない。
でも鉄緑会に行っていたら、学校授業もおろそかになってしまっていたかもしれないと、お母様の決断にエールを送りたい。
前回の定期試験では、数学はほぼ満点に近い点数だった。

最後は高校3年生。
彼には、高校受験の指導を依頼され、そのまま入学後も指導を続けている。
入学直後は数学だけの指導だったが、英語の成績が悪くなってきて、高1終わり頃からは時間を半々にして数学と英語を指導した。
高2半ばには英語も数学もしっかりしてきたが、今度は国語がボロボロということで、今は現代文ばかりを勉強している。
昨日は学校でやっている中沢新一の文章が全く理解できないということで、その要約を練習していった。自然と人間とを二項対立で捉える比較的ありふれた内容の文章だったが、隠喩が多く、高3になりたての生徒に読ませるのは少ししんどい文章だとも感じた。
だが、形式段落で20近くもある文だったが、6つ目あたりからは要約のポインがつかめてきたようで、後半の相当飛躍のある文にも、臆せず対していた。
最後の段落まで終わり、自分の要約した文だけを続けて読ませ、全体の論理の流れをつかませた。
当初は何を述べているのか全く分からなかったと言っていたが、要約文を読んで、そういうことだったのかと納得顔であった。
実は彼もかなりハードなクラブに入っていて時々学習ペースが滞ってしまう。
体質もあるのか、よく体調も崩す。
それでもお母様はクラブを止めろとは決して言わないようである。

クラブ活動は学校生活の大事な一面だと私も思う。
でも何でみんな、よりによってハードなクラブにばかり入るのだろう。
学校の体育は音楽の授業だけでは物足りない?
物足りないよね。実は私もそうだった。
頑張っていこう!

テーマ : 中高生の親
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

久保田塾・塾長

Author:久保田塾・塾長
東京都内、自宅にて個別指導、都内近県にて家庭教師をしています。
受験対策でも不登校児へのフォロー指導でも、私を頼る者全ての力になりたいと思っています。
でも、出来ない事は出来ないので、その時は、よりふさわしい先生をご紹介したり、次善の策がないかを模索したりします。
一番得意なのは中学受験の算数指導。「どんな問題でも解ける」という事より、「志望校に合格するにはどういう力を付ければ良いかを伝える」のが大事なのです。そのことを分かっていない保護者の方々、現役の塾講師、家庭教師の先生方があまりにも多い。
教育ネタが中心になると思いますが、趣味に走ったりもするかも。
前から興味のあったブログというのを始めて、ちょっとワクワクの「え~年のおっさん」です。
(2008年2月2日(先勝)・ブログ開始)

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