学校見学。

学校説明会の一環で、校内見学をさせてくれる。
授業の風景も参考になるが、一番大きなポイントは学内の雰囲気だと思う。

押し黙った子ども達が黙々とノートを取る様
和気藹々と先生に発言しながら半ば遊び感覚でノートを取る様

休憩時間となり、子ども達は廊下へと走り出る。
いや、休憩時間となっても楚々としている学校もある。
すれ違う生徒達が挨拶をしてくれる学校。
元気に「こんにちは」と言ってくれる学校。
その一方では、異様な闖入者を見るように一瞥をくれるだけの生徒が多い学校。

先生と生徒のつながりの様子も学校により様々だ。

私は私なりに好ましいと感じる学校と敬遠したくなる学校を分類している。
だがその話は保護者の方にはしない。
なぜなら、何を学校に求めるかは、ご家庭によりやはり様々だからだ。
私はあくまで入試問題に込められたメッセージだけを解読する。
その話はいくらでもお伝えする。

保護者の方が実際に各校を回り、観察し、感じ取った気配から、自分が理想とする学校を選んで欲しい。

多様な学校選択ができる日本は幸福な社会と言えるのではないか。
学校の表情が様々であること自体が私は嬉しい。






テーマ : 中学受験
ジャンル : 学校・教育

不注意なミスを無くすには。

うちの子は計算ミスが多いんですが、どうしたらよいでしょう。
このご相談はとても多い。

繰り上がりや繰り下がりの処理が不完全だったり、九九が中途半端だったりといった子はある意味で救われる。
そこを練習すれば必ず向上するからだ。

見過ごされがちのミスに転記のミスがある。
最近も複数の生徒がこのミスをしていた。
一人は21×4=48
もう一人は帯分数の整数部分と分母とを入れ換えて書き写してしまっていた。

式も計算も全て合っているのに答えは当然違う。
惜しいミスと言われがちだが、私は致命的ミスと考える。
言ってみればマラソンでコースを間違えるとか、デートで相手の名前を言い間違えるのと同じではないのか。
トップで走ってきて一番にゴールのスタジアムに戻ってきたとしても、走るトラックを間違えてしまったら失格となってしまう。
素敵な会話で好感度がどんどんアップしていたとしても、相手を呼ぶのに違う名前を口にしてしまったらもう終わりだろう。
のろいランナーが優勝できないのは仕方ない。
会話の弾まない男が相手にされないのも残念ながら仕方ない。
でも、そこそこの力を持っているのにそれが実を結ばない理由が単なる不注意だとしたら、それはとても惜しい。
応援する立場から見ればとても悔しい。

転記ミスを無くすのに指先確認などを勧める先生もいる。
効果はあると思うが、それだけでは完全には無くならない。
もっと良い方法はないのか。
私はあると思う。
それは自信を付けさせることと体調を万全に保たたせることだ。
何だそんなことかと思われるかもしれないが、この二つの効果は大きい。
そもそも転記ミスというのは気の焦りが一番大きな原因なのだ。
気の焦るの原因は?

解ききれるだろうかという不安だろう。
早く解かなくちゃという焦りだろう。

だったら不安や焦りを除去すれば良い。
そう、転記ミスは心の問題なのだ。

スタジアムでコースを間違えるマラソンランナーも
デートの仕上げに相手の名前を言い間違える男も
要は現在していることの最後までの見通しをきちんと持てていないことが原因だ。
「ここまでは何とか持ってこられたけど、これからえっとどうしたらいいんだっけ」といった不安があるからつまらないミスをしてしまうのだ。
心を強くすれば自ずとミスは無くなる。
そして、心を強くする一番の方法は自信を持つことだ。
自信が持てて体調が万全であれば不注意なミスは絶対になくなる。

先ほどのミスをした二人の生徒も、秋にはもうそんなミスをしなくなっていることだろう。
解いていく過程の全てが見通せていれば、ミスをすることは絶対に無い。
この夏の学習を通じ様々な発想法をより確かなものにさせれば、自信がどんどん伸び、秋にはもっともっと逞しい精神と算数の眼力が形作られているだろうから。

何だ、だったら特別の対策を考えなくても良いのかと思われたことだろう。
その通り。
不注意なミスは通常の学習をきちんとこなしていけば無くなっていくのだ。












テーマ : 算数・数学の学習
ジャンル : 学校・教育

久しぶりにテレビで泣いた。

夢の実現ということをテーマにしたドキュメンタリー番組が昨夜(2011年6月11日深夜)2つも放映された。
どちらもNHKだ。
NHKはCMが入らないから、いったんはまるとグイグイ来る。
久しぶりにテレビの術にはまり、涙がこぼれてしまった。

Perfumeが結成10周年にして武道館でライブの、そのドキュメンタリーと
佐渡裕が齢50にしてベルリンフィルを指揮した時のドキュメンタリーと。
佐渡裕については実際の演奏会全体も放送された。

続けることの大事さと、続けられたことの幸福とを学んだ、どちらの番組からも。
人生の送り方について色々と考えることができた。

要はやりたいことをみつけ、それに邁進できるかどうかということだ。

特に佐渡氏のドキュメンタリーでの佐渡氏自身の言葉は印象深いものが多かった。
「良い演奏をしたがっていない演奏家はいない。それをどう引き出すか、自分の思い描く音楽の姿を的確に伝え、共に努力しようという気持ちにさせることが指揮者にとって大事なことだ」
といった発言をされていた。(うろ覚えなので言葉は正確ではない)

塾講師もよく似ていないか?
「伸びようと思っていない子どもはいない。それをどう引き出すか、彼ら彼女らの憧れの学校の入試に必要な力を的確に伝え、共に努力しようという気持ちにさせることが講師にとって大事なことだ。」

指揮者がスコアを丹念に読み込んで作曲者の意図を細かくつかもうとするように、
講師は過去問を丹念に読み込んで各校の意図を細かくつかもうと努力する。
また生徒の答案をじっくり読んで現状分析に力を注ぐ。
指揮者は自分がつかんだものを団員に伝え
講師は自分がつかんだものを塾生に伝える。

Perfumeのライブについても、演出の先生(MIKIKO先生)の重要さが強調されていた。
どんなに優れたタレントやオーケストラも、その力を引き出してくれるスタッフや指揮者に恵まれなければなかなか力を発揮することができないように、
どんなに優れた子どもも、その力を引き出してくれる先生に恵まれなければなかなか力を伸ばすことはできない。

色々なことを考えさせてくれる良い番組を2つも見られて、昨夜はとても幸せでした。

さらに切磋琢磨しなくては、と感じることができた。

佐渡裕ベルリンフィルライブ

Perfume武道館ライブ




プロフィール

久保田塾・塾長

Author:久保田塾・塾長
東京都内、自宅にて個別指導、都内近県にて家庭教師をしています。
受験対策でも不登校児へのフォロー指導でも、私を頼る者全ての力になりたいと思っています。
でも、出来ない事は出来ないので、その時は、よりふさわしい先生をご紹介したり、次善の策がないかを模索したりします。
一番得意なのは中学受験の算数指導。「どんな問題でも解ける」という事より、「志望校に合格するにはどういう力を付ければ良いかを伝える」のが大事なのです。そのことを分かっていない保護者の方々、現役の塾講師、家庭教師の先生方があまりにも多い。
教育ネタが中心になると思いますが、趣味に走ったりもするかも。
前から興味のあったブログというのを始めて、ちょっとワクワクの「え~年のおっさん」です。
(2008年2月2日(先勝)・ブログ開始)

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