原石を磨く。

毎年、8月・9月になってからのご相談も多い。
今年も今月から6年生を新規に指導することになった。
算数が苦手でどうしてよいか分からないというご相談から始まるわけだが、授業をしてみて驚くのは、どの子も良い資質を持っているということだ。
テスト結果を見せていただくと確かに点数は取れていない。
だが指導してみると驚くような理解力と応用力を持っている。
このギャップは何なんだろうと考えてみる。

思いつくのは、集団授業のペースと本人の咀嚼ペースのずれということだ。
自分のペースで考えていけば最後までたどり着けるのに、急かされてしまうことにより、中途半端なままに授業が終わってしまうのだと思う。
個別指導のメリットは自分のペースで学習を深めることができるという点だ。

教える側としては、まるで誰も気づいていなかった原石を見つけ、それをしっかりと磨かせてもらっているような感覚で、毎回の指導が楽しみで仕方ない。
よくぞ私に託してくださいました、という気持だ。

5年からじっくり育てるのも楽しいが、これまで様々な苦闘を繰り返してきてなかなか道の開けなかった6年生が、私との出会いをきっかけに、短期間で大きく変身するのを見るのも実に気持ちがよい。

かつての同僚達のなかには、自分で家庭教師派遣業や大がかりな個別指導塾を立ち上げ、自分は経営者となってリッチに暮らしている人もいるが、私は自分が直接子どもを指導するのが何よりの愉しみなので現在の環境に感謝している。

それにしても、私の拙いサイトだけを契機に、毎年毎年、一定の方が私を頼ってきてくださるというのは本当にありがたいと思う。
今年も託された原石をしっかり磨き続けていきたいと思っている。

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先生ごとの力量。

今年も複数名の5年生を指導しているが、同じ問題の解き方も教室により様々だ。
いや、教室毎というより、先生毎なのかもしれない。

私自身も数々の塾で講師をしてきたが、統一した解法の指導はなかった。
各先生が、自分が最良と思う解き方を生徒に指導していた。
今もその現状は変わらないようだ。

一つ例をあげよう。
サピックスは今週は「場合の数」だが、ひたすら樹形図だけで説明された生徒もいれば
順列の考え方を説明され、式による解法で説明された生徒もいた。

どちらが良い解き方か。
それは問題にもよると言えるが、難関校を目指す子どもは両方知っている必要はあると思う。
子の力量は、様々な解法を知った上で、どういう場合にはどの解法を使うかが判断できるかだと思う。

ところで、算数が苦手な子には樹形図で書き出し、得意な子には式での解法というふうに思う保護者の方がいらっしゃるようだが、
いや、塾の先生方にもそう思っている方もいるようだが、
私は、式が使える場合は式で解くように指導している。
算数が苦手な子は、解く作業が面倒くさいからイヤだと言う子もいる。
そういう子は、式でスパッと解けるのが快感と感じるようで、考え方さえきちんと理解させれば樹形図より式での解き方を喜ぶ。
樹形図と式の解法とのつながりを説明すると、式の根拠もつかめるようだ。
何より、場合の数の式は、難しい計算が出てこないのが良い。
整数のかけ算や足し算、場合によっては引き算やわり算も出てくるが、何れも整数で処理できる。

先生からどう習うかで、その単元の得意、不得意が決まってしまうのかもしれない。
同じサピックスの生徒でも先生により説明が異なっていた。
どの塾が良いとかの問題ではなく、やはり先生毎の力量によると言うしかないのだろう。

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さあ、いよいよ。

受験生にとっては復習と固めの夏休みが終わり、いよいよ本番に向けての追い込みの開始だ。
既に過去問演習を始めた生徒もいれば、まだ固めの途上の生徒もいる。
それぞれのペースを守って行こう。
公開模試も始まる。
公開模試は雰囲気に慣れることや、弱点を洗い出すのが目的と心得、あまり点数や偏差値だけで一喜一憂しないのが大事。
弱点が洗い出されたら、志望校の傾向とも照らしながら、必要であればそこでしっかりと固めれば良い。

さあみんな、張り切って行こう~!

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プロフィール

久保田塾・塾長

Author:久保田塾・塾長
東京都内、自宅にて個別指導、都内近県にて家庭教師をしています。
受験対策でも不登校児へのフォロー指導でも、私を頼る者全ての力になりたいと思っています。
でも、出来ない事は出来ないので、その時は、よりふさわしい先生をご紹介したり、次善の策がないかを模索したりします。
一番得意なのは中学受験の算数指導。「どんな問題でも解ける」という事より、「志望校に合格するにはどういう力を付ければ良いかを伝える」のが大事なのです。そのことを分かっていない保護者の方々、現役の塾講師、家庭教師の先生方があまりにも多い。
教育ネタが中心になると思いますが、趣味に走ったりもするかも。
前から興味のあったブログというのを始めて、ちょっとワクワクの「え~年のおっさん」です。
(2008年2月2日(先勝)・ブログ開始)

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