東田直樹さんのブログ

東田直樹さんという自閉症の方の本が売れているらしい。
テレビでも紹介され、話題となっているようです。

検索してみたら、次のブログが出てきました。
http://higashida999.blog77.fc2.com/

今日初めて読んだのですが、いきなり興味深い記事に出会いました。
以下、引用します。

『人が注意されているのを見ると、

パニックになる自閉症者がいます。

その様子を見て、人が怒られているのが

嫌なのだと、考えている人も

いるようです。

僕は、ダメな自分を

責められている感覚になるからではないかと、

思っています。

フラッシュバックとは、違います。

自分が怒られていると、

勘違いしているわけでも、ありません。

仲間を助けられないとか、

同情する気持ちから、聞いていられない、

ということでもないと思います。

注意されている人が、

どうして怒られているのかが問題ではなく、

怒られている状態に

反射してしまい、自分を責めて、

パニックになるのではないでしょうか。』
2014-11-21

自閉症と診断されていなくても、こうした感情に近いものを持っている子がいます。
こういう子は国語が凄くよくできたりします。
つまり、感受性が鋭いのでしょうね。
私が感じ取れない「様々な気配」を感知するのかもしれません。
でも、それが往々にして、算数について言うと、人がやらないようなミスにつながることがあります。
何も感じなければ素直に計算できるところも、何かを感じ取ってしまって、ありえないミスを生むのです。
問題の行間を読みすぎると言って良いかもしれません。

こうした子に必要なのは、地力をそのまま発揮できる場を作っていくことです。
「場」は「環境」とも言えるかもしれませんが、それでは少し大げさかもしれません。
気配、雰囲気
難しいです。ピッタリの言葉が出てきませんが、言いたいことは分かっていただけるのではないでしょうか。

ドラマなどで、
「見込みがあるから怒られたのだぞ」
とか
「お前に育って欲しいから言ったのだ」
といった台詞に出会うことがありますが、
日常でもこれに近いやり取りはあるのかもしれません。

本人を鼓舞するのも家庭教師の仕事の一つと考えていますが、鼓舞が本人に心のコブを作ってはいけません。
あ、ダジャレで心を解きほぐすのも家庭教師の仕事の一つです。

特にこの時期からの受験生には、注意を払いすぎて悪いことなど一つもないかもしれません。
だから実はとても疲れます。
いつも心のアンテナを張っていなければなりません。
子どもの頭がどう回転しているか
だけではなく、
子どもの心の中まで見極めていかなくてはなりません。

東田直樹さんのブログの記事は、そうした思いを再確認する良い切っ掛けを与えてくれました。

勿論、タフな子もいます。
でも、そういう子たちだって、怒られて良い気持ちはしていないでしょうね。
優しさと厳しさと、その兼ね合いですね。

9月から指導を始めたA君
第五回合不合で、初めて算数の偏差値が50を超えたそうです。
今朝の、お母様からのファックスにそう記されていました。
彼も繊細な心の持ち主です。
だから、接し方にはこちらも絶えず注意を払ってきました。
とにかく何とかして意欲をかき立てたい。
けれど、優しい性格だから強い言い方は効果的ではない。

でも思い返してみれば、厳しい言い方もしたことで火がついたように思います。

だけれども、この成果(というほど大きなことでもないか)で、全ての子の指導に厳しさが良い
ということにはならないのだと思います。
結局は、月並みですが、どう「思い」を伝えるかですね。
それを東田直樹さんがブログを通じて教えてくれました。

プロフィール

久保田塾・塾長

Author:久保田塾・塾長
東京都内、自宅にて個別指導、都内近県にて家庭教師をしています。
受験対策でも不登校児へのフォロー指導でも、私を頼る者全ての力になりたいと思っています。
でも、出来ない事は出来ないので、その時は、よりふさわしい先生をご紹介したり、次善の策がないかを模索したりします。
一番得意なのは中学受験の算数指導。「どんな問題でも解ける」という事より、「志望校に合格するにはどういう力を付ければ良いかを伝える」のが大事なのです。そのことを分かっていない保護者の方々、現役の塾講師、家庭教師の先生方があまりにも多い。
教育ネタが中心になると思いますが、趣味に走ったりもするかも。
前から興味のあったブログというのを始めて、ちょっとワクワクの「え~年のおっさん」です。
(2008年2月2日(先勝)・ブログ開始)

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