ベンジャミン・フランクリンの教え

最近、福翁自伝を読みました。
慶應義塾を作った福沢諭吉の自伝です。
国情への思いを馳せつつ、政治には距離を置きながら、教育という切り口から、日本という国家をどのように鍛えていけば良いのかと努力し続けた様子がありありと伝わってくる名著だと思いました。
『ほらを吹く沢、うそを言う吉(福澤諭吉へのダジャレ)』という言葉があるそうです。
大言壮語の一面がある人だったということらしいですが、かなりの大酒のみの様でしたので、飲んだ勢いで言った言葉を捉えての皮肉かもしれません。

さて、この本については様々に語られていますので、ここではもうこれ以上触れません。

福翁自伝について、福澤自身が、フランクリンの自叙伝に刺激され作る気になったのだろうということがwikipediaに書いてありました。
それが気になり、フランクリンの自伝も読んでみようと思いました。

すると、ハイブロー武蔵という作家が、フランクリン自伝から教訓となることを抜き書きした「人生を幸せに導く13の習慣」という本を出していると知りました。
まずはこちらの本を読んでみることにしました。
そうしたらやはり良いことが書いてありました。
受験生にも役立つ(勿論、私自身にもとても役立つ)ことを抜粋して箇条書きにしておくことにしました。

1,飲み過ぎ、食べ過ぎない。
2.お互いの利益にならないこと、余計な無駄話はしない。
3.自分の持ち物は全て置き場所を決めておく。
4.仕事や学習はそれぞれ時間を決めて行う。
5.無駄遣いをしない。
6.時間の無駄遣いにも注意する。
7.極端な行動をしない。
8.むやみに怒らない。
9.清潔を保つ。
10.つまらないことに心を取り乱さない。

当たり前のような、些細なことのような
でも逆に言えば、忘れてしまいがちなことばかりのような気がします。
折に触れ、これらの教訓を思い出していこうと思っています。


生徒に教えられる。

家庭教師の面白いところは1対1の対話だということです。
こちらが何かを一方的に教えるのではなく、情報のやり取りをしながら、お互いの思考や感性を磨きあっていくというイメージでしょうか。
だから、ただ何かを先生から習うというのとは少し違います。
こちらに完全な答えがあって、それを子どもに伝えていくだけではないのです。
勿論、そういう面が大きいのは言うまでもありませんが。

さて、時々私が子どもからハッとさせられるような発想を受け取ることがあります。
久々にその体験をしました。

次のような問題、皆さんはどう解きますか。
(画像をクリックすると大きくなります)
立方体の個数を数える問題

一般的には上から順に個数を数えて足していきます。
一番上の段は1個
その次の段はそれに2個増えて3個
その次の段はさらにそれに3個増えて6個
以下同様に、順に
6+4=10個
10+5=15個
15+6=21個
そして、これらを足します。
1+3+6+10+15+21=56
答え 56個

ところが、ある生徒の答案を見て面白いこと考えるな~と感心してしまいました。
彼の答案は次のようななっていました。
(画像をクリックすると大きくなります)
立方体の数え方

この子はたてに何個あるかを順に考えていったのですね。
なかなかの空間把握力だと思います。
参考書や問題集によってはこの子と同じように説明しているものもあるのかもしれませんが、私はこれまでまだ見たことはありませんでした。
この子は特別に算数が得意ということではないのですが、時々こうした独自の考え方で正解を導きます。
中にはとても遠回りな時もあるのですが、その都度、どうしたらより効率的に解けるかと言った話もします。
その子の発想をまず認めた上で、さらに強化するといった発想で説明していくと素直に聞いてくれます。
力は更に増すと思います。
その時、同時に、私自身の力も増しているのは言うまでもありません。



テーマ : 中学受験
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

久保田塾・塾長

Author:久保田塾・塾長
東京都内、自宅にて個別指導、都内近県にて家庭教師をしています。
受験対策でも不登校児へのフォロー指導でも、私を頼る者全ての力になりたいと思っています。
でも、出来ない事は出来ないので、その時は、よりふさわしい先生をご紹介したり、次善の策がないかを模索したりします。
一番得意なのは中学受験の算数指導。「どんな問題でも解ける」という事より、「志望校に合格するにはどういう力を付ければ良いかを伝える」のが大事なのです。そのことを分かっていない保護者の方々、現役の塾講師、家庭教師の先生方があまりにも多い。
教育ネタが中心になると思いますが、趣味に走ったりもするかも。
前から興味のあったブログというのを始めて、ちょっとワクワクの「え~年のおっさん」です。
(2008年2月2日(先勝)・ブログ開始)

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