算数と時世

先週は、四谷準拠の6年生の学習は「変化とグラフ」でした。
見慣れた例題を順に見ていきましたが、生徒から突然、アッと驚くような質問をされました。
「電報って何ですか?」
いわゆる階段グラフを学習中のことでした。

例題では駐車場の料金が使われていました。
『初めの1時間はいくらいくらで、その後は30分毎にいくらずつ加算されていく』
という設定で、
『では何分使ったらいくらになるか』とか
『いくらだと何分とめることができますか』
と言ったことが問われる問題です。
この問題については何の引っかかりもなく済みましたが、この類題に電報が使われていました。

『初めの何字はいくらいくらで、その後は何字毎にいくらずつ加算されていく』
という設定で、
『では何字打ったらいくらになるか』とか
『いくらだと何字打つことができますか』
と言ったことが問われる問題です。

まず電報という言葉の説明から始めました。

確かに、算数の場合は、実際の生活からの設問が少なくありませんから、時世の変化につれ、問題の内容も変化していくのだなと、ある種の感慨にふけってしまいました。

かなり昔ですが、VHSの標準速と3倍速とをどこできりかえると120分テープに200分の番組をちょうどよく録画できますかといった内容の問題が出されたりもしていました。
今の子には何のことを言っているのか、全く分からないでしょうね。

最近のトレンドは、「大型店のポイント制度」や、「週末だけの割引セール」などでしょうか。
普段、ご家族での買い物に付き合っているお子さんはすぐにあれかとピンと来ると思いますが、そういったことと無縁の子にとっては、問題の設定を理解するのに苦労するかもしれません。

こじつけめいて聞こえるかもしれませんが、算数にも時事問題があるということかもしれませんね。

余談ですが、四谷大塚の教材「四科のまとめ算数」の7回2番は為替の問題で、毎年、この問題を説明するときに、現状との違いに、時世を感じていました。



プロフィール

久保田塾・塾長

Author:久保田塾・塾長
東京都内、自宅にて個別指導、都内近県にて家庭教師をしています。
受験対策でも不登校児へのフォロー指導でも、私を頼る者全ての力になりたいと思っています。
でも、出来ない事は出来ないので、その時は、よりふさわしい先生をご紹介したり、次善の策がないかを模索したりします。
一番得意なのは中学受験の算数指導。「どんな問題でも解ける」という事より、「志望校に合格するにはどういう力を付ければ良いかを伝える」のが大事なのです。そのことを分かっていない保護者の方々、現役の塾講師、家庭教師の先生方があまりにも多い。
教育ネタが中心になると思いますが、趣味に走ったりもするかも。
前から興味のあったブログというのを始めて、ちょっとワクワクの「え~年のおっさん」です。
(2008年2月2日(先勝)・ブログ開始)

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