国立小学校・私立小学校を問わず感じること。

内部進学のお手伝いも引き受けています。
小学校から中学校へ、附属であっても、一定の基準をクリアしないと進学できない学校があります。
国立、私立を問いません。

そうしたお子さんを指導していて時々びっくりすることがあります。

(ケース1)
線分図を書くときに定規でかく子。
学校でそのように指導されていると言うのです。
しかも例えば3:5を示す時には、目盛りで3センチや5センチをきちんと測り、目盛りもセンチ単位で付けます。

これでは実戦にあまり効果的ではありません。
文章を読んでいるだけではつかみにくいことを把握するために線分図を書くのですから、スピードが大事です。
しかもこの後に更に条件が加わり、長さや比が変わっていったりもします。
そうしたときに、一々長さを測って書き加えてくのではかえって混乱してしまいます。

私の指導では、比の感覚は大体でよい。
3:5であれば、短い方に3を○で囲んだ数字、長い方に5を○で囲んだ数字を書き、寸法線を付ける。
以上のようなルールで指導しています。
新しい比が出たら、数字を囲むマークを□や△に変えさせます。

学校で定規を使ってかく指導をされてしまった子にこれを教えようとするとかなり大変です。
その点、公立小学校の子は、総じてそうしたことがアバウトですから、かえって指導しやすいです。
すぐにその便利さを実感してくれて実戦に活用してくれます。

(ケース2)
もっと驚いたのは、ある私立名門小学校に通うお子さんの言葉でした。
問題文の大事なところに線を引かせようとしたら、「学校で先生が、『教科書に一切書き込みをしてはいけません』と言う」というのです。
その先生のお考えの根拠は何なのでしょう。
作者、作問者、テキストを尊重しろということなのでしょうか。

問題を解くというのは、問題との格闘です。
問題の背後には作問者がします。
その人たちとの知恵比べなのです。
図を素早く書いたり、問題のポイントに線を引いたり、そうした手段を様々に駆使して、格闘の末に正解にたどり着くのです。

名門小学校の全てが堅苦しい指導をしているのではないと思いますが、真面目すぎる先生に教わるのはかえって大変かもしれませんね。

プロフィール

久保田塾・塾長

Author:久保田塾・塾長
東京都内、自宅にて個別指導、都内近県にて家庭教師をしています。
受験対策でも不登校児へのフォロー指導でも、私を頼る者全ての力になりたいと思っています。
でも、出来ない事は出来ないので、その時は、よりふさわしい先生をご紹介したり、次善の策がないかを模索したりします。
一番得意なのは中学受験の算数指導。「どんな問題でも解ける」という事より、「志望校に合格するにはどういう力を付ければ良いかを伝える」のが大事なのです。そのことを分かっていない保護者の方々、現役の塾講師、家庭教師の先生方があまりにも多い。
教育ネタが中心になると思いますが、趣味に走ったりもするかも。
前から興味のあったブログというのを始めて、ちょっとワクワクの「え~年のおっさん」です。
(2008年2月2日(先勝)・ブログ開始)

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