受験を終えて。

正直に申し上げます。
毎年、私の指導した生徒が全ての受験校に合格しているわけではありません。
志望校の選択は全てご家庭と本人に任せています。
学校選びで迷い、ご相談を受けた時は、可能な限りの情報は伝えますが、どこを受けなさいというアドバイスは一切しません。
その為、かなりのチャレンジだなと感じる選択もあります。
でも、そのことも受験生やご家庭にはお話ししません。
悔いを残さず、受験という特別の体験を終了して欲しいからです。
あくまでご家庭からお伝えいただいた志望校の合格を目指し、その為に、この子の現状にはどういう学習が最適だろうと考えます。

私なりに、どこに合格するかの予想はしていますが、これは尋ねられても誰にも言いません。
この予想も100%当たっているというわけではありません。
良い方へも好ましくない方へも、番狂わせはあります。
でも本人、ご両親が、あっちを受けておけばという感想は持たないと思います。
もっと別の先生を頼んでおけばという感想を持った方はいるかもしれませんが(汗)

私が毎年実感するのは、どの子も最大限の努力をしたなということです。
どの子もきちんと自分の人生への責任を全うしたと感じます。
それを毎年目の当たりにできる、これがこの仕事の一番の醍醐味です。

そして、もう一つ毎年感じるのは、複数回の受験を通して、受験しながら子どもは成長するのだなということです。
これは凄いことです。
数日間の体験で、目に見えるような成長を遂げるのです。
一回の受験だけで第一志望合格を勝ち取る子もいますが、大抵は複数回受験します。
中には4日、5日まで受験する子もいます。
そうした子にとって、後の受験は初めの頃の試験より難しいものであるのが普通なのですが、見事に突破するのです。
最後にものを言うのは、子どもの念力なのかとも思います。
それも含め、子どもは受験で成長していくのです。
親御さんにも、是非それを感じ取って欲しいです。

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