とても乱暴な話です。

今日は話すのが憚られるような内容です。
ですが、きっと何かのヒントにはなると思うのであえて書いてみます。
選択についてはあくまでお読みになった方々の自己責任でお願いいたします。

私は算数の指導が専門ですが、偶にあまりにも国語の出来が悪かったりするとどこが弱いのか話したりすることもあります。
往々にして、物語の心情読み取りが的外れなことが多いです。
論理的な文章は注意深く読めば根拠が見つけやすいのですが、心情読み取りは、経験や感性が影響してきます。
そして、国語が稼ぎ頭の子と、国語の出来不出来の差が激しい子との比較を色々としてみました。
そうしたら、案外単純なことが影響しているような気がしてきました。

それは漫画好きかそうでないかの違いということです。
国語が得意な子は、漫画が大好きで、貪るように読み漁ります。
ある種、速読にも通じるような気がします。
私自身は中学から電車通学で、帰りには横並びに着席して一冊の漫画を皆で読みながら帰るということも多かったのですが、皆と読むペースが合わず、つまり私は絵の細部などに見入ってしまうタイプだったのです。ですから漫画を集団で読むのはあまり好きではありませんでした。でも一人で読むときはじっくり各コマが楽しめるのでやはり漫画好きだったと言って良いと思います。
そう思うと、自分の中学入試の時は国語が最も高得点だったような気がします。
その後、大学生になっても周囲に漫画好きの仲間がいて、彼らの影響で、樹村みのりを読み続けていました。

塾講師をしていた時代に、クラスの数名が女子学院を受験し、その中では決して高位ではなかった子だけが合格したことがありました。これは合格後にお母さまからお聞きした話ですが、友達といつも漫画の貸し借りをしていたそうです。私が事前に知っていたら禁止していたでしょうから、知らなくて良かったのかもしれません。
もちろん児童文学の名作を読み続けて、それで物語の読み取りもしっかり出来るという子もいるでしょうが、今の中学入試の題材は現代に話題を置いたものが少なくありません。そうした物語の読み取りには、現代の世情を映した漫画も案外と役に立つのかもしれないと思います。

偶々私が最近指導した子で、国語が得意な子は皆漫画好きだったというだけのことですので、統計的な裏付けがある訳ではありません。ですから、とても乱暴な話だと思います。
ただ、こうした一片の事実もあるということはお知らせしておいても良いのかなと思う次第です。
因みに私はもう今は漫画は一切読んでいません。

家庭教師の一番の喜び。

教えた生徒が志望校に合格すること、確かにこれは家庭教師にとって、非常な喜びです。
ですが、もっと嬉しいこともあります。

それはかつて教えた子が立派に育ったと知ることです。

勉強を教えたのは合格を勝ち取る為というはっきりした目標があってのことだったのは確かです。
ですが、単に合格することだけを意識して教えてきたのではありません。
知的好奇心を刺激し、自分で考える姿勢を少しでも育てられればとも意識していました。

今年も年賀状を多数いただきましたが、久しぶりの生徒からのものも何通かありました。
高校生となって、ニュージーランドの留学から帰ったところですという報告がありました。
お人形さんの様な、小柄な女の子だったのに、高校生となって異国に留学してきたとは、今の姿は全く想像できません。
別の子は、第一志望に合格させてあげることはできなかったのに、博士課程に進んだと、これはお母様からのご報告。
また、別の子は、数学オリンピックで上位入賞を果たしたとのこと。
かつての小学生たちが、皆私をビュンビュン追い抜いていきます。
ライバルと見たら悔しい限りですが、かつての教え子として見ると、これらに優る喜びはありません。

そして、こうした立派な報告でなくとも、忘れずに近況を知らせてくれる連絡も嬉しい限りです。
私の敬愛する大村はま先生は、卒業した子は、私のことなど忘れてもっとどんどん大きな世界に羽ばたいて欲しいと著作にお書きになっていました。その気持ちもよく分かりますが、子どもが、何年も経ってから、ふと思い出して近況を知らせてくれるのは本当に嬉しいことです。
ありがたいことです。

とは言え、子どもにも色々なキャラクターの子がいます。
だから、密かにテレパシーだけを送っている子もいることでしょう。
もし私にそれが感じられていなかったとしたら、それは単に私が鈍いというだけのことです。

私のと縁が、彼ら彼女らの未来に、少しでも良き影響を与えられたのであれば、これに優る喜びはありません。

本日、本年の仕事始めでした。
年頭にあたり、新たな一年、自らを更に鼓舞する為の喜びの言葉を述べさせていただきました。
プロフィール

久保田塾・塾長

Author:久保田塾・塾長
東京都内、自宅にて個別指導、都内近県にて家庭教師をしています。
受験対策でも不登校児へのフォロー指導でも、私を頼る者全ての力になりたいと思っています。
でも、出来ない事は出来ないので、その時は、よりふさわしい先生をご紹介したり、次善の策がないかを模索したりします。
一番得意なのは中学受験の算数指導。「どんな問題でも解ける」という事より、「志望校に合格するにはどういう力を付ければ良いかを伝える」のが大事なのです。そのことを分かっていない保護者の方々、現役の塾講師、家庭教師の先生方があまりにも多い。
教育ネタが中心になると思いますが、趣味に走ったりもするかも。
前から興味のあったブログというのを始めて、ちょっとワクワクの「え~年のおっさん」です。
(2008年2月2日(先勝)・ブログ開始)

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