文房具

最近驚いたことの一つに、筆記具の変化ということがあります。

パイロットが開発した、フリクションボールのことです。
そう、あの消せるボールペンのことです。

私も発売当初から、これは便利と愛用していましたが、私が使うのは、主に本への書き込みでした。
私は小説なども含め、読んでいる本に書き込みするのが大好きです。
勿論図書館の本にはそうしたことはしませんが、借りて読んで面白かったりすると、書き込みをしたいが為に、購入したりします。
どんなことを書き込むかと言えば、エッセイや新書の場合は作者への突っ込みです。
小説の場合は、印象的な場面やセリフへの感想です。
小説の構造を考えるためのメモをすることもあります。
以前はボールペンでやっていましたが、思った以上にコメントが長くなったり、書き間違えたりすると非常に汚らしくなってしまいました。
ですから、このペンの存在を初めて知ったときはとても嬉しかったです。
書き間違えたり、書いてみてちょっと違うなと思ったときに、いくらでも修正できるのですから。

ところが、ある小学生が、このペンを日常の学習に使っていたのです。
それに驚かされました。

フランスでは、日常の学習に鉛筆の使用を禁止していて、万年筆やボールペンが必須という記事を読んだことがありました。
その為、このペンがフランスで爆発的人気だそうですが、日本では鉛筆の使用が奨励されていると思います。
ではなぜその生徒は鉛筆ではなくフリクションボールを日常の学習に使っていたのでしょうか。
答えはいたってシンプルなものでした。
いくら消しても、消しカスが出ないからだそうです。
なるほど、摩擦熱でインクが化学変化を起こし見えなくなるのですから、消しカスは出ませんね。
さすがに学校では鉛筆を使っているようですが、家庭学習では、算数の問題を解くのもフリクションボールでした。
特に問題はないですね。
むしろ図形問題などでは色を変えることで相似などの読み取りが一層見やすくなります。
そして、書き間違えたらすぐに消して修正できるのですから、これは本当に便利です。
面積図や線分図の変化を考える問題にも効果的です。

と言いつつ、算数を解くときには私はやはりシャープペンが一番だと思っています。
書き味や書き心地、修正の楽さなど、理由は色々です。
古い人間なのでしょうかね。

こうした好みの違いは、解き方の違いなどにもつながるのでしょうかね。
私は、濃度の問題に天秤を使うのが好きになれません。
逆比自体はどんどん使わせますが、面積図で実感を伴って使うようにと指示しています。

テーマ : 子供の教育
ジャンル : 学校・教育

算数アレルギー

算数の家庭教師、個別指導というと、中学受験の為と思われる方が大半だと思われますが、逆に、1対1だからこそ、本当に算数学習に困って、あるいは、特別のニーズでの相談をいただくことがあります。

かつて、小6になったばかりのお子さんについて、あるお母さまからご相談を受けたことがあります。
「この子は中学受験はしません。
ですが、なかなか学校での算数の成績が伸びず、このまま中学に進んでも数学で苦労するのではないかと思い、心配でなりません。
ですから、今から高校受験の準備を始めてもらえませんでしょうか。」
それが相談内容でした。

学校で使っている教科書の準拠問題集を進めていきました。
ところが、始めてみてすぐに感じたのは、「この子は決して算数が苦手なわけではないな」ということでした。
各設問の内容もしっかり理解し、ポイントを説明すると、しっかりと解けます。
学校の授業や教科書の内容が、あまりにもゆっくり過ぎて、彼には興味を呼ぶものではなかったのかもしれません。
それが、算数は面白くないということにつながってしまって学習に力が入らなくなってしまったようでした。
ですから、私の授業では、準拠問題集は早々に切り上げ、高校受験用、というより、中学学習、つまり数学の問題集の演習に入りました。
当時、名門私立中学に通うお子さんのフォローもしていたので、思い切って、その学校で副教材として使っている問題集をやっていくことにしました。
するとどんどん進むのです。
彼は、自分の頭を使う場を与えられていなかったのではないでしょうか。
小学校の先生は、先生として熱心にカリキュラムに沿った指導をしていたのだと思いますが、彼にはそれがまどろっこしくてつまらないものに思えていたようです。
算数は退屈、俺には合っていない、だから勉強もしない。そして成績も上がらない。
そんな状態で5年生を終えていたのでしょう。
中1用の問題集は小6の半ばから始め、実際に中1になってからは、秋には全部終わりました。
彼も自信がついたのか、それを機に、私のところは卒業し、自分での学習を始めるということになりました。

もしあのまま中学生になっていたら、算数の成績は伸びず、苦手意識だけを持って中学に進学し、きっと数学への興味を持てなかったろうと思います。
それにしても、数学の学習ぶりについて言えば、名門私立中学に実際に通っていた生徒より、地元の公立中学に進んだ彼の方がまさっていました。不思議なものです。



プロフィール

久保田塾・塾長

Author:久保田塾・塾長
東京都内、自宅にて個別指導、都内近県にて家庭教師をしています。
受験対策でも不登校児へのフォロー指導でも、私を頼る者全ての力になりたいと思っています。
でも、出来ない事は出来ないので、その時は、よりふさわしい先生をご紹介したり、次善の策がないかを模索したりします。
一番得意なのは中学受験の算数指導。「どんな問題でも解ける」という事より、「志望校に合格するにはどういう力を付ければ良いかを伝える」のが大事なのです。そのことを分かっていない保護者の方々、現役の塾講師、家庭教師の先生方があまりにも多い。
教育ネタが中心になると思いますが、趣味に走ったりもするかも。
前から興味のあったブログというのを始めて、ちょっとワクワクの「え~年のおっさん」です。
(2008年2月2日(先勝)・ブログ開始)

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