中学入試、今年も。

今年もまたこれらの日々がやってきた。
1月31日の夜、心臓はバクバクし、心は透き通って
生徒一人一人の睡眠を想像する。
熟睡した者が合格。これは自分の経験からの実感。
そして、2月1日の午後。
都内を爆走する。
各校を回り、入試問題を頂く。
つい昨日まで奥の院で眠っていたお宝が
白日の下へとさらされる。
解いて解いて解いて。
生徒の焦り喜び驚きを想像しながら我も格闘する。

今年は既に皆合格を出し、苦杯に泣く者はいなくて済みそう。
様々な受験スタンスがあり、私はただ家庭の希望にひたすら沿うのみ。
じっと指導していると、自ずと家庭でもふさわしい選択をしてくる。
だから私はじっと子供の様子だけを見ていれば良い。

麻布、桜蔭、開成、駒場東邦、芝、世田谷学園、早稲田と
算数のみ解き進めてみた。
学校のカラーがある。
そして
総じて、今年も全体の難度は下がっている。
それだけ、接戦となっているということだろう。
基本も固め、過去問をやり尽くした者が有利。
当たり前だけれど、それは今年も同じだった。
いや、さらに強まったというべきか。

麻布、桜蔭に、問題集からそのまま引き出したような問題があってびっくりしたが
それでも麻布の2番など、ありふれているようでとても新鮮な切り口だ。
先生方の工夫の跡が興味深い。

毎年、数学臭プンプンの駒場東邦も、今年は少しだけ敷居を下げてくれた。
この問題なら、算数での点数分布もかなり広範になったことだろう。

その一方で、これらの問題を見たら、瞬時に卒倒してしまうだろう
私立の内部進学生たちがいる。
でも彼らも中学入試の難関を突破してきた者達と
結局は遜色なく中学生活を送ることだろう。
それは、これまでの子供達から学んだ。
幼少からの英才教育、果たしてどこまでが、成人となってからも影響を残すのだろうか。

いやいや、駒場東邦や麻布や開成には内部進学生はいなかった。
やはり中学受験勉強をきちんとこなした者には
それなりの高い出発地点が与えられているのかもしれない。

だが、本当の試練は、学校を卒業してから。
その知恵は果たして誰がいつどこで与えているのだろう。

テーマ : 中学受験
ジャンル : 学校・教育

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プロフィール

久保田塾・塾長

Author:久保田塾・塾長
東京都内、自宅にて個別指導、都内近県にて家庭教師をしています。
受験対策でも不登校児へのフォロー指導でも、私を頼る者全ての力になりたいと思っています。
でも、出来ない事は出来ないので、その時は、よりふさわしい先生をご紹介したり、次善の策がないかを模索したりします。
一番得意なのは中学受験の算数指導。「どんな問題でも解ける」という事より、「志望校に合格するにはどういう力を付ければ良いかを伝える」のが大事なのです。そのことを分かっていない保護者の方々、現役の塾講師、家庭教師の先生方があまりにも多い。
教育ネタが中心になると思いますが、趣味に走ったりもするかも。
前から興味のあったブログというのを始めて、ちょっとワクワクの「え~年のおっさん」です。
(2008年2月2日(先勝)・ブログ開始)

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