選択肢の拡がり。

世の中が変わりつつあるからなのか、単に私の指導歴が長くなって、接した親御さんの絶対数が増えたからだけなのか、
最近、子どもの教育についての親のスタンスが昔に比べると拡がったなと感じるようになった。

以前は、中学から私立に入れたいというご希望が圧倒的に多かった。
その為の指導をして欲しいという依頼ばかりだった。
そして志望校は自宅から通学可能な名門校。

ところが、最近はこれだけではない依頼も頂くようになった。
最近の御依頼で、昔とは変わったなと思った例を二つ書く。

一つは自宅通学にこだわらず、遠地の寮のある学校を希望されるケース。
単に押さえの為ではなく、初めから寮に入っての教育を選ばれているのだ。
複数のご家庭からこのような依頼を頂いた。
毎週末には帰京し、自宅で週末を過ごしているようだが、基本の生活ベースは学校の寮にある。
自立心を養いたいという親の願いを感じる。

二つ目は、中学受験はしないのだけれど、高校受験を見据えて早めに個別指導を始めるというケース。
現在中1の生徒の一人は5年の終わりに個別指導を開始した。
文部科学省のカリキュラムに従った内容の先取り学習を希望された。
その子は6年半ばに小学校での学習内容を仕上げ、中学の数学学習に入った。
教材を何にするか迷ったが、黙々と難問に取り組むタイプの子だったのであえて難易度の高い教材として定評のある昇龍堂の問題集を使うことにした。今は基本レベルで1冊目を一巡し、応用レベルの演習に入っている。単元によっては高校入試レベルのものも扱う。
ご家庭からの希望で家庭学習用の副教材もと言うことで、学習研究社の問題集も併用している。
これらの教材をなぜ選んだのかと言えば、どちらも難関私立中の生徒の指導を通じ、それらの学校で副教材で使われているのを知ったからだ。
中学での授業なしで、個別での解説のみで充分にこなしている。
英語についても速読教室に通っているとのこと。もうかなりのレベルらしい。
子の学力育成の新しい考え方と感じる。

視点は少しずれるが、私立高校でアメリカの高校に交換留学し、そのままアメリカの大学に進んだ子もいた。

親の立場にすれば、目の届くところにずっと居て欲しいというのが本音だと思う。
また早くに名のある学校に入れてしまえば安心だというのも分かる。
だが、あえてそうしたこれまで主流だった考えに流されずに、各ご家庭が最善と思う方針をきちんと打ち出し貫くということがやはり増えてきているように思う。

それぞれの子どもには様々な特性がある。
そのどの面から育っていくか、単にそれだけの違いのような気がする。
どの方法が良くて、どの方法が良くないということは決して言えないと思う。





テーマ : 子供の教育 - ジャンル : 学校・教育

TRACKBACK


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)