学校説明会

各中学が学校説明会を開催してくれる。
今は塾や出版社などを対象とした業者向けの説明会の時期だ。
保護者向けの説明会は秋からの学校が多いが、5月頃から始める学校もある。

お誘いをいただき何校か参加した。
学校毎に強調する点が違うので、そこから学校のカラーが伺える。
大きく分けると次のようになろうか。

(1)進学実績を強調する学校
何名がどの大学に進んだかをしっかりデータとして出してくれる。
その為にどのような指導をしているかを話してくれる学校もある。
そんなことわざわざ強調しなくても、この結果から学校の指導ぶりは分かっていただけますよねとばかりに結果だけの話で終わる学校もある。

(2)校是を強調する学校
どのような信条でどのような子を育てたいかを強調する学校。
宗教系の学校に多い。
進学実績が向上しているのにあえてそこを強調せず、教育理念とその具体化策を強調する学校には好感を持ってしまう。

また、上の2点に関連し次のような学校もある。

(3)入試問題の内容や採点基準を細かく説明する学校
進学実績を上げる為にも、校是を具現化していく為にも、どのような子を取りたいかは学校がいちばん大きな関心を寄せる点だ。
その要は入試問題そのものと言える。
問題そのものを見ても学校の意図はある程度伺えるが、それについて、どのように語るかは説明会の大きなポイントのひとつと言えよう。
どの学校も、「自校を第一志望とする、真面目な子」がいちばん欲しい。
学校がそれを見るのには、自校の過去の入試問題について、どのように対策してきたかを調べるのがいちばん参考になる。だから、子どもへの思いが強い学校は入試問題の内容説明にも力が入るように感じる。

(1)と(2)については、その両方を強調する学校もあるし、入試について詳しい解説はしないが、採点と選考は時間を掛けてじっくりやっている学校もある。
教育内容そのものより、クラブ活動や、校外活動の熱心さを強調する学校もあるが、基本は上の2点だと思う。

今の保護者の方は(1)ばかりを望んでいらっしゃるのだろうと思っていたが、ご家庭により様々であることが分かり安心している。
予備校の説明会のような内容の学校には行かせたくないとはっきりおっしゃる保護者の方もいる。
進学指導についての説明がしっかりしているから安心だという方も勿論いらっしゃる。

また、校長先生は学校の根幹であるので、その方のキャラクターそのものを見るのも大いに参考になる。
話す内容については、通り一遍の話か、学校生活に即した具体的かつ新鮮な話か、それも目安だろう。

説明してくれる先生方の雰囲気、人柄を見るのも大事だ。
説明の担当ではない先生方とも、機会があればどんどん話してみて欲しい。
日頃の子どもたちの様子を知っているか、どのように語るか、教科の内容についてどの程度の意識を持っているか。
話が分かりやすい先生は、きっと授業も分かりやすいと思う。

以上は、説明会についてのチェック点だが、折角学校まで出向いたからには、生徒たちの様子をいちばんしっかり見てきて欲しい。
自分の子がこうなって欲しいと思えるような子がたくさんいる学校。これがいちばんに決まっている。
どうなって欲しいかは、家庭毎に異なると思う。
だから学校に出向き、様々なアンテナで学校の様子をつかんでくるのがいちばんの学校選びのポイントだ。
説明会はその為の大きな入り口である。

また、学校以外の場所で行われる合同説明会というのもある。
合同説明会では、上にあげたような具体的な情報は入ってこないが、学校の人気度が分かる。
先生同士の比較もしやすいと思う。対応ぶりや話しぶりなどで比較できよう。
その中で、ここは、と思える学校があれば、その学校の個別の説明会に参加すれば良い。

中学受験は親子での受験と言われるが、親の仕事は入試問題を解くことではない。
我が子に最適の学校をきちんと選び出すことだ。
子どもは日々、問題と格闘して学力を伸ばしている。
親も日々、情報と格闘し、保護者力を伸ばして欲しい。

以上、私なりに感じたことを述べた。
これから説明会に参加される場合の参考になれば幸いである。

テーマ : 中学受験
ジャンル : 学校・教育

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プロフィール

久保田塾・塾長

Author:久保田塾・塾長
東京都内、自宅にて個別指導、都内近県にて家庭教師をしています。
受験対策でも不登校児へのフォロー指導でも、私を頼る者全ての力になりたいと思っています。
でも、出来ない事は出来ないので、その時は、よりふさわしい先生をご紹介したり、次善の策がないかを模索したりします。
一番得意なのは中学受験の算数指導。「どんな問題でも解ける」という事より、「志望校に合格するにはどういう力を付ければ良いかを伝える」のが大事なのです。そのことを分かっていない保護者の方々、現役の塾講師、家庭教師の先生方があまりにも多い。
教育ネタが中心になると思いますが、趣味に走ったりもするかも。
前から興味のあったブログというのを始めて、ちょっとワクワクの「え~年のおっさん」です。
(2008年2月2日(先勝)・ブログ開始)

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