算数が得意な子とそうでない子の違い

これは意外と簡単なことです。
楽に解こうとするかどうかなのです。

一例を挙げます。

【問題】次の計算をしなさい。
11×13×17-2×3×5×7×11

この問題をどう解くかで、その子の算数に対する気持ちが分かります。

あんまり考えないで答えだけ出そうとする子は頭から順に計算していきます。

11×13×17
=143×17
=2431

2×3×5×7×11
=6×5×7×11
=30×7×11
=210×11
=2310

2431-2310
=121

これはこれで間違えなく全ての手順をこなせれば、算数の力は相当なものと言えると思います。
でも、まだあまり算数が得意でない子はこの手順自体を面倒くさいと感じ、算数は大変な科目だと思ってしまうでしょう。


算数が得意で、ある程度の知識が身についている子は次のような解き方をします。

11×(13×17-2×3×5×7)
=11×(221-2×5×3×7)
=11×(221-10×21)
=11×(221-210)
=11×11
=121

このやり方だと、筆算が必要なのは、13×17と11×11の2回だけです。

つまり、算数が得意になっている子は、分配法則とか交換法則とかの言葉や考え方を知識として学ぶのではなく、手順や技術として身に付けるということです。

そういう風に学べる環境にあったのか、そう考える素養があるのか、それは一人一人違うのかもしれませんが、こうした違いが得意不得意を分けるのではないかと思います。

分配法則は円周率(3.14)の計算でよく使われますから、そこでは使えるのに、上のような問題では使おうとしなかったり、使えると気づかなかったりする子が案外多いように感じます。
交換法則についても、単元の一つとして出てくる時は使えるけれど、計算問題や文章題の計算の途中では使えない子も多いです。
こうした知識は、計算を楽にする工夫なのだと感じられれば、多分、生きた知識として身に付けられると思います。

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