ある受験生のお母様へのメール。

生徒の一人が「僕がんばってるんだけど、お母さんが認めてくれない」と授業後に弱音を吐く。
どんな状況か話を聞く。
おっとりした性格の一人っ子に対し、お母さんは子供を鼓舞しようと必死の様子。
それが、「そんなんじゃ全然ダメ、志望校に合格するわけないわよ」といった感じの発言になってしまうようだ。
親子のその行き違いが気になったので、今日お母さんにメールした。
以下はその本文。

いよいよラスト1週間となりました。
今日の試験についても、あくまで前向きに本番慣れと弱点チェックができて良かったくらいの気持ちでいてください。
否定的なことは一切言わないでください。
お母様が、彼をやる気にさせるためについ否定的な言葉を口にしてしまうこと、よく分かります。
お母様の愛情の裏返しなのでしょう。
お母様がいかに彼を大事に思っているかよく分かります。
でも、だからこそ、絶対に否定的なことは言わないでほしいのです。
これからはいかにモチベーションを上げていくかが大きなポイントです。
やる気になったときの力は計り知れません。潜在的なものが一気に発揮されます。
そのためにはとにかく前向きな姿勢を親子で貫くことです。
今こそお母さんの愛の力が最も重要なカギとなる時です。
大きな気持で彼を包み込んで、彼が安心感を抱いて最後の追い込み学習に専念できるようにしてあげてください。
彼は受験に対しとてもやる気になっています。
お母さんの焦りはそのまま子供に伝わってしまいます。
何のプラスにもなりません。
彼を信じ、優しく見守っていてあげてください。
体験授業を受けた頃に比べ、彼の成長は著しいものがあったと思います。
それはお母様も実感されているのではないでしょうか。
お預かりした当初、お母様からのメールに
「どうか彼を男にしてやってください」という一節があったのを今でも覚えています。
保護者の方から初めて言われた言葉だったのでとても印象的でした。
今度は私からのお願いです。
どうか彼を優しく抱きしめてあげてください。
直接では恥ずかしいということだったら、心の中だけででも良いです。
彼を愛情いっぱい包み込んであげてください。
今こそお母様がまさに母となってください。
母親の優しい眼差しが子供にとっては一番のパワーの源です。
あと1週間の出来はお母様の優しさいかんによります。
絶対にお母さんが焦ってはいけません。
笑顔笑顔笑顔です。
彼がここまで育ったことに感謝しましょう。
彼をここまで育てたことに自信を持ちましょう。
感謝感謝感謝です。

どうかよろしくお願いいたします。<(_ _)>

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久保田塾
久保田實

テーマ : 中学受験
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

久保田塾・塾長

Author:久保田塾・塾長
東京都内、自宅にて個別指導、都内近県にて家庭教師をしています。
受験対策でも不登校児へのフォロー指導でも、私を頼る者全ての力になりたいと思っています。
でも、出来ない事は出来ないので、その時は、よりふさわしい先生をご紹介したり、次善の策がないかを模索したりします。
一番得意なのは中学受験の算数指導。「どんな問題でも解ける」という事より、「志望校に合格するにはどういう力を付ければ良いかを伝える」のが大事なのです。そのことを分かっていない保護者の方々、現役の塾講師、家庭教師の先生方があまりにも多い。
教育ネタが中心になると思いますが、趣味に走ったりもするかも。
前から興味のあったブログというのを始めて、ちょっとワクワクの「え~年のおっさん」です。
(2008年2月2日(先勝)・ブログ開始)

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