ライバル。戦友。

ライバルを持つことは学習の励みとなる。
共に課題に取り組んでいく戦友を持つことも学習の励みとなる。

ライバルも戦友も、実はとても身近なところにいる。

過去の自分、未来の自分だ。

昨日の自分、いや、さっきの自分にうち勝っていくこと
これが君の真のライバルだ。

しかも、一人でではない、
昨日の自分、いや、さっきの自分が手助けしてくれるのだ。

過去の自分、さっきの自分が、ライバルであり戦友であるだって?
どういうことだろう。

簡単なことだ。

昨日解けなかった問題、いや、さっき解けなかった問題が解けるようになるということだ。
これが文字通り、昨日の自分、いや、さっきの自分にうち勝っていくことそのものだ。

では手助けとは何のことか?

昨日の自分、さっきの自分が、解けたところまでの道筋を細かく記録しておいてくれるということだ。

ある問題に四苦八苦している自分がいる。
途中までは進んでいけるのだが、壁にぶつかってその先に進めない。
そんな状況の時、明日の自分に助けを求めるのだ。
やることは簡単。
そこまでどう考えたかを記しておくのだ。
具体的には以下のようなこと。

式の意味をコメントしておく。
式同士のつながりを矢印で示しておく。
式から求められた数値に単位を付けておく。
チャートやダイヤグラムや面積図・線分図など書いた時は、
求められた数字を書き加えておく。
式のコメントとこれらの図があれば、明日の自分にどれほどの手がかりとなることか。

翌日その記録をチェックしていくうちに、実は大きな間違いがあったことを発見するかもしれない。
あるいは、パッと何かがひらめいてもっと先へと進めるかもしれない。
そうして一歩ずつ解答へと近づいていく。

悪戦苦闘していた問題にやっと解答が見つけられた時
君は昨日の自分にうち勝ったのだ。
だがそれは今の君一人の仕事ではない。
昨日の自分の大きな手助けがあったからだ。

このサイクルは何も一日単位とは限らない。
数分単位、時には数十秒単位でも起こりうる。
つまりは、試験に取り組んでいる間にだって起こりうるということだ。

やり方をきちんと書くということは、単に記述式の問題への練習の為ではない。
昨日の自分、さっきの自分を友とし
昨日の自分、さっきの自分を追い越していく為に必要なのだ。

そして、この過程こそが成長の本来のあり方だと思う。

では「先生」は何をすればよいのか。

「先生」の出来ることは、その時に使える道具を与え
道具の使い方の基本を教えることだ。

解き進む様子を見守り、道具の使い方に間違いはないか。
使える道具を勘違いしていないか。
そうしたチェックをしていくことだ。

言うまでもないと思うが、このことは何も試験勉強についてだけ言えるということではない。
私も含め、大人にだってそのまま当てはまる。
大人なんてもっと凄い。
「先生」も自分でやれてしまったりする










テーマ : 子育て・教育
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

久保田塾・塾長

Author:久保田塾・塾長
東京都内、自宅にて個別指導、都内近県にて家庭教師をしています。
受験対策でも不登校児へのフォロー指導でも、私を頼る者全ての力になりたいと思っています。
でも、出来ない事は出来ないので、その時は、よりふさわしい先生をご紹介したり、次善の策がないかを模索したりします。
一番得意なのは中学受験の算数指導。「どんな問題でも解ける」という事より、「志望校に合格するにはどういう力を付ければ良いかを伝える」のが大事なのです。そのことを分かっていない保護者の方々、現役の塾講師、家庭教師の先生方があまりにも多い。
教育ネタが中心になると思いますが、趣味に走ったりもするかも。
前から興味のあったブログというのを始めて、ちょっとワクワクの「え~年のおっさん」です。
(2008年2月2日(先勝)・ブログ開始)

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