柳原可奈子。

柳原可奈子はデビューしてすぐに注目されたお笑いタレントだ。
初めて見た時は私も腹を抱えて笑った。
女子高生をネタにしたものだったが、生徒の一人にそっくりだったのを覚えている。

彼女は徹底的な傍観者だ。
彼女のすごいところは一切のコメントがないことだ。
ただ情報を冷静に模倣し(ちょっと誇張もあるかも)提供する。
対象への興味があることは確かだが、表層的な共感は感じられない。
「こういう人もいうよね~」というレベルに徹する。
ただし、その徹し方が尋常でないので、誰しもが思わずその芸に目をとめてしまう。
見終わった後に何と思うかは分からない。
だが、料理の仕方があまりに見事なので
なかなか途中でチャンネルを切り替えられる人はいないのではないか
と思う。

個別指導講師、家庭教師の理想ではないかとも思う。
思い入れなく客観的に生徒を見つめる。
必要な事項をもれなく挙げていく。
その提示に徹する。
批判も非難も(ましてや拒絶なども)ない。
ひたすら生徒を見据え、その実体を把握しようと努める。
そして、つかめた事実を分かりやすく提示する。

お笑いタレントとしてはこれで充分だが、
家庭教師個別指導講師としてはこれでは済まされない。

つかめた事実を提示できたら、今度はそれへの対処法を示さなくてはならない。
示すだけではいけない。
それを実践する。
そこには当然、生徒自身への大きな意味での愛情も必要だろう。

しかし、あくまで要は生徒の現状をなるべく詳細につかむということだ。
そのことを柳原可奈子の芸が教えてくれた。
お笑いから家庭教師個別指導の基本を教えられたということだ。

そもそも最近のお笑いタレントは凄いと思う。
頭が切れると思う。
発想が豊か。頭が柔らかい。
ただし、クイズ形式のテレビ番組からすると、お勉強はイマイチのような気もする。
実際、名門校出身の名お笑いタレントはいない。

今、お笑いの頂点は誰なんだろう。
ダウンタウン?
ウッチャンナンチャン?
明石家さんま?

どのメンツにしろ、出身校としてはいわゆる名門校、もっと露骨に言えば偏差値の高い学校の出身者はいない。
柳原可奈子にしても、最終学歴は公表されているデータでは
東放学園専門学校東京アナウンス学院お笑いタレント科(現・芸能バラエティ科)卒業
となっている。

だから、勉強が全く苦手だからということだけで落ち込むことはないと言いたい。
自分の関心事を徹底的に磨けば良い。
とは言え、勉強以外のことで一頭他を抜くというのは実はとても大変なことなのだとも思う。
だから、私はやはり勉強でまず頑張るというのが子どもにとって一番楽な道だとも思う。
その手伝いが私の仕事だ。
だから、受験直前の子に対しては何が何でもまず合格をという気持ちだが、
子ども総体には、単なる合格だけを目指すのではなく、それを一手段としながら、もっと豊かな発想の人間になってもらいたいと(密かに)思いながら接している。

あくまで合格して欲しいという願いは強いので、それで(密かに)と入れた。
だって子ども自身、やはり受かりたいと思っているに違いない。受かれば嬉しいに決まっている。

でも合格を取れなくてもそこで人生は終わりではない。
軌道修正を迫られるだけのこと。
そういう捉え方で人生をつかんで欲しいと思う。

柳原可奈子だってきっと最初は学校の勉強を一所懸命にやっていたのだと思う。
その中で様々な体験をし、いつしかお笑いタレントを目指すという軌道を選ぶことになったのだろう。
物心ついてすぐにお笑いタレントになろうと思い、学校の勉強は全然しませんでしたなんてことはないと思う。

普通の勉強が好きな人はそれを活かした人生
あまり好きではない人は、もっと好きで打ち込めるものを見つけ、それを活かした人生
それぞれが自分の一番活き活きできる人生を選ぶことが大事なのだ。

でもまず基本、いや出発点は知識の吸収と知力の発達の為の普通の勉強だ!
まず目の前の課題を必死にこなす、その過程があればこそ、次に軌道修正が必要になった時にもより幅広い選択ができるのだ。


テーマ : しっかり勉強!
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

久保田塾・塾長

Author:久保田塾・塾長
東京都内、自宅にて個別指導、都内近県にて家庭教師をしています。
受験対策でも不登校児へのフォロー指導でも、私を頼る者全ての力になりたいと思っています。
でも、出来ない事は出来ないので、その時は、よりふさわしい先生をご紹介したり、次善の策がないかを模索したりします。
一番得意なのは中学受験の算数指導。「どんな問題でも解ける」という事より、「志望校に合格するにはどういう力を付ければ良いかを伝える」のが大事なのです。そのことを分かっていない保護者の方々、現役の塾講師、家庭教師の先生方があまりにも多い。
教育ネタが中心になると思いますが、趣味に走ったりもするかも。
前から興味のあったブログというのを始めて、ちょっとワクワクの「え~年のおっさん」です。
(2008年2月2日(先勝)・ブログ開始)

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