短期指導

昨年は、知人を通しての依頼ということで、一人だけ無理矢理に11月から短期決戦の指導をした。必死の取り組みに神も同情してくれたのか、何とか満足してもらえる結果に導くことが出来た。
その経験からか、今年も3日間だけの指導希望の方にそれなりの指導を行うことが出来た。

それは米国駐在のお母様からの突然のメールから始まった。

「来春日本に帰ります。
現在小6の子どもがいて、帰国後は国立大学附属か私立の中学に進学させたいと考えています。
ついては、この秋に一時帰国いたしますので、その折り、算数について指導していただけないでしょうか。」
というメールだった。
私のサイトを見てご連絡してくださったようだ。
(インターネットは本当に世界中につながっているのですね)

今は地元の公立小学校に通学していて、週に1度だけ日本語学校に通っているとのこと。
ただし、ご両親は日本語で会話されているようなので、言葉の心配はなさそうと判断し、とりあえず1度体験授業を受けていただくことにした。

志望校のうちの一つの今春の入試問題に挑戦した答案を事前にメールで送っていただけた。
それを元に弱点を把握し、そのフォローをすることにした。

答案の内容からすると、割合についてまだ充分な指導を受けていないようだった。
また面積の求め方などの基本知識も不十分なようだった。
反面、集合についてはしっかり理解出来ているようだった。

志望校からして、割合は必須だと判断し、まずそこを指導することにした。
また、受験予定の複数校で仕事算に関係する問題が出されていた。
仕事算の問題は正解できていなかったので、仕事算および関連する公倍数についても指導することにした。

初回の体験後にその場で滞日中の指導希望を頂いた。
残りの日数で何をどこまでやれば良いかを早速立案した。
体験授業の目的は子どもから見た私への相性を見るということと同時に
私から見て、今何をまず指導すべきかを判断していく為ということもある。
出来ることと知らないことの境界がはっきりしている子どもだったのでとても楽だった。
数枚のプリントを作りホテルに伺い、授業していった。
言葉については全く心配なかった。
海外生活し、地元の学校に通いながら家庭で豊かな日本語生活を送るというのは、一番理想的なバイリンガルの育て方だと思うが、まさにそれを実践しているご家庭だった。
中学受験のための算数知識はかなり貧弱なものだったが、発想力、理解力、質問力などは抜群だった。アメリカの初等教育の底力を見たような気がした。
お陰でほぼ予定通りにプリントをこなすことが出来、伝えておきたいことは全て指導出来た。

帰国生枠での受験ということだったので、多分どの学校にも合格するだろうと感じた。

過去問をしっかり分析し、現在の子どもの力と比較して、どこを補強すれば最適かを考えていくという方法なら、短期の指導も十分に効果があると感じた。



テーマ : 中学受験
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

久保田塾・塾長

Author:久保田塾・塾長
東京都内、自宅にて個別指導、都内近県にて家庭教師をしています。
受験対策でも不登校児へのフォロー指導でも、私を頼る者全ての力になりたいと思っています。
でも、出来ない事は出来ないので、その時は、よりふさわしい先生をご紹介したり、次善の策がないかを模索したりします。
一番得意なのは中学受験の算数指導。「どんな問題でも解ける」という事より、「志望校に合格するにはどういう力を付ければ良いかを伝える」のが大事なのです。そのことを分かっていない保護者の方々、現役の塾講師、家庭教師の先生方があまりにも多い。
教育ネタが中心になると思いますが、趣味に走ったりもするかも。
前から興味のあったブログというのを始めて、ちょっとワクワクの「え~年のおっさん」です。
(2008年2月2日(先勝)・ブログ開始)

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