麻布と開成(時計算がトレンドですか?)

今年もついに2月1日を迎えた。
早速主な学校の算数を見てみたが、偶然にも麻布開成が時計算を出題していた。
どちらも月並みなパターンを越えながら、決して難問にはなっていないところが面白かった。
解答と簡単なポイントを記しておく。

2010年・開成3番・問題

2010年・麻布5番・問題

麻布5番
(1)2、5
(短針が毎分0.5度動くから、0.5×分(ふん)数を計算して、それが6度(1目盛り)の倍数になっているもの)

(2)午前4時48分
(長針と短針の間が12×2=24目盛りになっている。)

(3)午前7時12分
(長針と短針の間が(2)とは反対向きに24目盛りになっている。)

(2)と(3)は同じように考えられる。
(1)で説明したように、長針も短針も目盛りを指しているのは、各時の0分、12分、24分、36分、48分しかないから、それぞれの時の長針と短針の位置を確認すればすぐに解けてしまう。

(4)13分20秒
(第3の針が何度動いたかを考え、それに掛かった時間と比較すれば、比で簡単に求められる。)
何度動いたかを考えるのに注意が必要だが、短針の位置に気を付けて、実際の動きを図で確認していけば比較的簡単に求められる。


開成3番
(1)10時54分32と8/11秒
(これは普通の時計算。当たり前の開成受験者なら全員正解するだろう。)

(2)61回、11時9分41と67/73秒
(なぜ(1)の様な月並みな問題がわざわざ問われているのか、それがこの問題の面白い所。(1)の状態を作図し、次々と条件に合う状態を見つけていくと、そこから単純な規則性が見つけだせる。手作業して解くことに慣れている子ならそう苦労せずに正解出来たことだろう。)

麻布の(4)も開成の(2)もそれぞれが単純な規則性を正確に見つけだせるかを問うているのが実に面白かった。
何年か前に桜蔭と女子学院で似たような問題が出た年があったが、今年はそれが麻布と開成で起きたということだ。
そして、似ていつつも、答の求め方の違いが、それぞれの学校のカラーを反映しているのも興味深かった。このことも桜蔭と女子学院の時と同じだ。
入試問題はまさに学校の顔だ。




テーマ : 中学受験
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

久保田塾・塾長

Author:久保田塾・塾長
東京都内、自宅にて個別指導、都内近県にて家庭教師をしています。
受験対策でも不登校児へのフォロー指導でも、私を頼る者全ての力になりたいと思っています。
でも、出来ない事は出来ないので、その時は、よりふさわしい先生をご紹介したり、次善の策がないかを模索したりします。
一番得意なのは中学受験の算数指導。「どんな問題でも解ける」という事より、「志望校に合格するにはどういう力を付ければ良いかを伝える」のが大事なのです。そのことを分かっていない保護者の方々、現役の塾講師、家庭教師の先生方があまりにも多い。
教育ネタが中心になると思いますが、趣味に走ったりもするかも。
前から興味のあったブログというのを始めて、ちょっとワクワクの「え~年のおっさん」です。
(2008年2月2日(先勝)・ブログ開始)

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